IDS Imaging Development Systems GmbH は、1997年に設立され、ドイツ・オーバーズルムに本社を置く、産業用画像処理およびマシンビジョン技術の専門企業です。IDSは、工場自動化、ロボティクス、医療技術、物流など、高性能な画像処理を必要とする分野に対応しています。同社は、2D/3Dビジョンシステム、AI内蔵カメラ、USB/GigEカメラなど多様な産業用カメラを開発し、画像解析や物体検出のためのカスタマイズソリューションを提供しています。IDSの強みは、デジタル化対応、組込みビジョン機能、エッジコンピューティングによる処理最適化にあります。また、カーボンニュートラル製品を展開し、持続可能性にも配慮しています。IDSは、ヨーロッパ、北米、アジアを中心に世界中のさまざまな産業にサービスを提供しています。
この数年に続いて2019年も、IDS Imaging Development Systems GmbHは業界の予想を上回る業績を収めることができました。VDMA(ドイツ機械工業連盟)がマシンビジョンに関する売上は7%の減少になると予測するなか、これに反してIDS の売上は1桁後半の高いパーセンテージで伸びており、市場での確かなポジションを維持しています。昨年以前に比べ、こうした売上の増加は特に北米で顕著でした。
標準の産業カメラで対応できない場合には、カスタム仕様の製品が必要になります。しかしながら、特に小規模なプロジェクトでは、その開発コストが見合わなほど高くなることが多々あります。これに対しIDS Imaging Development Systems GmbHの新しいuEye ACPコンセプトは、柔軟性なモジュール設計方式を採用しているため、1台限りのユニットであっても独自のソリューションを経済的に作りあげることが可能です。ユーザーはオンラインの構成ツールを使って、わずか数回のクリック操作でお客様が望むカメラをボードレベルで構築し、当社に直接見積りを依頼することができます。
4月初め、経済産業大臣政務官の滝波宏文氏がドイツ視察の一環として、バーデン=ヴュルテンベルク州オーバーズルムの産業用カメラメーカーIDS Imaging Development Systems GmbHを訪問しました。IDSは、産業向け画像処理分野で市場をリードする企業の一つです。本社をオーバーズルムに構え、開発と製造のいずれもドイツで行っています。