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工業用水素液化プラントエンジニアリング

川崎重工業と日本水産エネルギーは、産業海上輸送のための大規模なエネルギーインフラを確立するために、極低温液化装置システムを導入します。

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工業用水素液化プラントエンジニアリング

川崎重工業と日本水素エネルギー(JSE)は、大規模なエネルギー輸送インフラの構築に向け、神奈川県の川崎LH2ターミナルにおいて産業用液化水素プラントの建設に着手しました。本プロジェクトでは、発電、大型輸送、各種プロセス産業へ液化水素を供給可能な商用規模の極低温処理施設を整備します。

産業上の課題と運用背景
気体水素を大陸間で長距離輸送する際、経済性および実用性を担保するためには大幅な体積の縮減が不可欠です。水素を-253℃まで冷却すると、体積は気体時の約800分の1に圧縮され、専用の海上輸送船や極低温貯蔵ターミナルへの高密度な積載が可能となります。

このエネルギーインフラを確立するには、継続的な極低温相変化(気体から液体への状態変化)を担う高容量の地域拠点ターミナルが求められます。本事業において、川崎重工業は基幹機器である水素液化機等の設計・製造を担当し、日本水素エネルギーはターミナル事業者として、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援事業を通じた商用サプライチェーン実証への設備統合を進めます。

技術的ソリューションとエンジニアリング構成
同プラントは、連続的な極低温運転を実現するために設計された専用の水素液化機を軸に構成されています。システムには、高度な熱交換器、膨張タービン、特殊な極低温用バルブ、断熱移送配管などが組み込まれています。また、-253℃における熱力学的安定性を保ち、ボイルオフガス(BOG)の発生や外部からの熱侵入を最小限に抑えるため、優れた断熱性能が確保されています。

装置の大型化にあたっては、真空断熱技術と、産業用ガスタービンや航空宇宙用タービンの開発で培われた高速回転機械技術が融合されました。膨張タービンの空力設計により効率的な減圧・冷凍サイクルが実現し、液化水素1kgあたりの消費電力とプロセス全体のエネルギー効率向上に直結しています。

導入計画と処理能力パラメータ
プラントの建設地は川崎市扇島で、2028年後半の機械的完成(工事完了)を予定しています。その後、試運転を経て、NEDOの「グリーンイノベーション基金事業」の一環として2030年に商用実証運用を開始する見込みです。

本設備の設計能力は日量50トンであり、これまでの国内基準規模であった日量15トンを大幅に上回ります。処理能力の拡大によって1トンあたりの圧縮・冷却エネルギーが低減され、オーストラリアや中東といった地域を結ぶ大陸間サプライチェーン全体の基本製造コスト圧縮につながります。

プロセス性能と産業分野への応用
大容量の水素液化能力は、海上輸送による輸入サプライチェーンを安定させ、重工業、産業自動化プラント、水素混焼を進める発電事業者に対する継続的な原料供給を担保します。液化能力を日量50トンへスケールアップすることで、商用規模でのターミナル受入・荷役、大容量真空断熱タンクでの貯蔵、配管移送システムの検証に必要な運用信頼性と流量を確保します。

編集:Evgeny Churilov(Induportals Media) - AI適応版

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