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Yokogawa News

統合生産制御システム 「CENTUM VP」を機能強化

産業ネットワークへの対応を強化し、プラントの稼働率、操業効率の向上へ貢献。

統合生産制御システム 「CENTUM VP」を機能強化

横河電機株式会社は、OpreX™ Control and Safety System の中核製品の一つである、 統合生産制御システム「CENTUM™ VP(センタム・ブイピー)」の機能を強化した「CENTUM VP R6.11.10」を開発し、2024 年 5 月 31 日から販売を開始しますのでお知らせします。

当社は、産業用ネットワークの通信プロトコルである PROFINET(プロフィネット)用に冗長化機能に対応した「CENTUM VP」の通信 IO カードを開発することで、プラントの稼働率の向上を実現しました。さらに、統合アラーム管理サーバ(Unified Alarms and Conditions Server:UACS)とコンプレッサ制御のためのソリューション「CCC InsideTM for Yokogawa CENTUM VP」の機能を拡張することでプロジェクトコスト削減、またプラントの操業効率の向上を可能にしました。

開発の背景
PROFINET は世界で最も普及している産業用ネットワークの通信プロトコルの一つであり、 Ethernet ベースでリアルタイム性に優れているという特長があります。当社は 2019 年に PROFINET に対応した通信 IO カードを開発しました。これにより「CENTUM VP」からの PROFINET 対応機器の操作監視が可能になりましたが、お客様のプラントではより信頼性・稼働率を向上させたいというニーズがあります。そこで、お客様のニーズに応えられるよう、冗長化機能に対応した新しい PROFINET 通信 IO カードを開発することで、高い信頼性、高い稼働率を実現しました。

また、CENTUM VP の導入によって、プラントの操業効率・エンジニアリング効率を向上させるため、統合アラーム管理サーバ(UACS)とコンプレッサ制御を実現するソリューション「CCC InsideTM for Yokogawa CENTUM VP」の機能を強化しました。

製品の特長
PROFINET 通信 IO カードの冗長化対応により、信頼性と稼働率のより一層の向上を実現 S2※1 冗長化機能を追加した PROFINET 通信 IO カードを開発することで、IO カードが冗
長化構成をとることが可能になり、プラント稼働率のより一層の向上を実現しました。さらに、この S2 冗長化機能のサポート、およびネットワーク診断機能の強化などにより、 PROFINET の機能を定義する Conformance Classes※2 B (CC-B)認証を取得しました。CC-

を取得することは、プロセス制御の分野で重要な要素とされているシステムの冗長性が第三者機関から認められたことを意味します。また、PA Profile※3 4.0 対応の機器がもつ

NAMUR NE107※4 準拠の自己診断情報をサポートしたことで、モーターの動力電源を集中して制御する動力盤(モーターコントロールセンター)に加え、リモート I/O、Ethernet-APL

(APL: Advance Physical Layer)対応機器の操作監視も可能になり、一つの生産制御システムで制御できる範囲の拡大を実現しました。


統合生産制御システム 「CENTUM VP」を機能強化
統合生産制御システム 「CENTUM VP」PROFINET のシステム構成

NAMUR NA102 対応したアラーム管理でプラントの操業効率改善
UACS にて特定のアラームを抑制した際に、操作監視ステーション(Human Interface Station: HIS)のグラフィックビュー上に、抑制状態を表示することができるようになりました。これにより、NAMUR NA102※4 に対応したアラーム管理を実現でき、プラント全体の操業効率改善を可能にします。

プロセス制御システムとコンプレッサ制御システムとのシームレスな統合を強化
プロセス制御システムとコンプレッサ制御システムを、一つの CENTUM VP プロジェク

トデータベース上で統合してエンジニアリングすることが可能になりました。さらに、プロセス制御システムとコンプレッサ制御システムを同一ドメインの Vnet/IP※5 制御ネットワークに接続できるようにしました。これにより、よりシームレスにシステム統合することが可能になり、プロジェクトコストやメンテナンスコストの低減に貢献します。

※1 S2 冗長化:PROFINET で定義されている二重化方式の 1 つです。1 つの PROFINET IO-Device に対して、2 つの PROFINET IO Controller との Application Relation (AR)を構築します(Primary AR と Backup AR)。
※2 Conformance Classes:PROFINET デバイスが持つ機能の範囲を定義するもので段階的に CC-A、CC-B、CC-C、3 つクラスがあります。
※3 PA Profile: PROFIBUS and PROFINET International が定義している PROFIBUS や PROFINET 用の機器で使用されるアプリケーションプロファイルです。
※4 NAMUR:ドイツのプロセスオートメーションのユーザ団体です;NE107:フィールド機器の自己診断機能の仕様です;NA102:プロセス制御システム内のアラーム管理を設計する手順の規定です。
※5: Vnet/IP:YOKOGAWA が開発した、高信頼性と即応性を両立させた制御ネットワークで、プロセス産業用の通信規格として国際標準 IEC61784-2 に準拠しています。

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