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Rohde & Schwarz

ローデ・シュワルツ、GCF認定の新しいコンフォーマンス・テストケースでNTN NB-IoT技術の本格展開を後押し

ローデ・シュワルツは、先に開催のConformance Agreement Group(CAG)#77ミーティングにおいて、R&S CMW500無線機テスタを使用してWork Item 333のNTN NB-IoTテストケースを検証することに成功しました。

ローデ・シュワルツ、GCF認定の新しいコンフォーマンス・テストケースでNTN NB-IoT技術の本格展開を後押し
GCFによるWork Item 333 の NTN NB-IoTテストケース検証にはR&S CMW500 を使用しました。

これを受けて、Global Certification Forum(GCF)は、デバイス認証プログラムとしてこのWork Itemを有効とすることを認めました。そのため、IoT向けチップセットやモデム、エンド・デバイスのメーカーに加えて、テスト・ハウスの皆様にもこのローデ・シュワルツの実証済みソリューションを利用して、陸・海・空を問わずユビキタスな接続を実現できる非地上波ネットワーク(NTN)ベースの次世代IoTデバイスを市場投入いただけるようになりました。

適合性の認証は、IoT(モノのインターネット)向けデバイスの市場投入における重要なステップです。それぞれのデバイスの正常な動作を保証するには、GCFやPTCRB、CTIAなどの認証機関が承認した試験ラボによる認証が必要となります。CAG #77ミーティングにおいて、Work Item 333の3GPPリリース17対応NTN NB-IoTテストケースをR&S CMW500を使用して検証できたことから、Global Certification ForumはこのWork Itemを有効とし、NTN NB-IoTデバイスのコンフォーマンス試験を開始できるようになりました。

今回の成果によって、ローデ・シュワルツはQualcomm Technologies社やMediatek社、Sony Semiconductor Israel社のAltairブランドなど、ティア1チップセット・ベンダとともにそれぞれのプラットフォームを通じて、スマートフォンやコンシューマー製品、自動車、農業、海運を含めた物流、鉱業など多数の分野にわたる非地上系ネットワークベースのIoTユースケースの普及・拡大に大きく貢献したかたちとなりました。Work Item 333のNTN NB-IoTプロトコル・テストケースは、3GPPリリース17のTS 36.523-1に規定されたNB-IoTデバイスに対するNTN特有のシグナリングに関する部分に対応しています。

ローデ・シュワルツは、当社の市場をリードするNB-IoTソリューションに3GPPリリース17のNTN対応機能を実装し、通信業界のエコシステムに向けて研究開発や製造、コンフォーマンスのためのテスト機能を提供できるようにしました。このR&S CMW500無線機テスタを用いて開発したプロトコル・コンフォーマンス用テストケースでは、シミュレートした衛星ネットワークとの間でリアルタイムかつ包括的な接続を確立し、3GPP リリース17仕様に応じて関連するシグナリング・シナリオとRFシナリオをテストしながら、エンジニアが現実的な条件下でそれぞれのNTN NB-IoTデバイスを評価できます。また、同テストソリューションは、対地同期軌道(GSO)や静止軌道(GEO)のほか、低軌道(LEO)のコンステレーションもエミュレート可能です。そのため、持続的な遅延やドップラー効果のもとでの時間と周波数の同期、低いSINR(Signal-to-Interference-plus-Noise Ratio)、省電力メカニズム、衛星エフェメリス、GNSS信号の捕捉など、NTNデバイスにともなう課題を検証するのに有効です。

GCFの公式プラットフォームであるR&S CMW-IoTは、PCT・RRM・RFを含むコンフォーマンス・テストに対応したワンボックス・ソリューションです。加えて、この1台でキャリア受入れテストにも対応できます。

ローデ・シュワルツのNTNテストソリューションについて詳しくは をご覧ください。

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