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Analog Devices News

スマート・ビルディングおよびファクトリー・オートメーション向けに世界初の長距離、シングルペアPower over Ethernet(SPoE)ソリューションを発表

アナログ・デバイセズ は本日、スマート・ビルディング、ファクトリー・オートメーションおよび従来型ネットワークのエッジにあるその他のアプリケーションに、より高いレベルの自律性をもたらす世界初のシングルペアPower over Ethernet(SPoE)、給電デバイス(PSE)および受電デバイス(PD)ソリューションを発表しました。

スマート・ビルディングおよびファクトリー・オートメーション向けに世界初の長距離、シングルペアPower over Ethernet(SPoE)ソリューションを発表

これらの新製品は、リアルタイムのパワー・マネージメント、テレメトリ、超低スタンバイ消費電力、設置の容易さといった特徴から、ファクトリー/ビル・オートメーションにおける給電式の末端区間のコネクティビティを容易にします。

アナログ・デバイセズの産業オートメーション担当バイスプレジデントであるレオ・マクヒュー(Leo McHugh)は、次のように語っています。「インテリジェント・エッジは、これまでアクセス不可能だった用途や場所にもコンピューティング・パワーを実装する、デジタル時代における最も革新的な技術の一つです。アナログ・デバイセズは、スマート・ビルディング、スマート・ファクトリーおよび今後のさまざまなアプリケーションにおいて、インテリジェント・エッジの可能性を最大限に活用する最高レベルの技術とソリューションの提供に取り組んでいきます。」

未来のデジタル・ビルディングを実現
アナログ・デバイセズの新しいSPoEソリューションであるLTC4296-1LTC9111は、遠隔でアクセスが困難な場所にあるエンドポイントにも電力とデータを機器に供給することを可能にします。アナログ・デバイセズのソリューションは、新しいタイプのエンドポイント・アプリケーションがネットワーク全体でシームレスに給電・アクセスされ、資産の健全性、環境条件、セキュリティ・メトリクスなどのローカル・ファクターの評価に用いられるようにします。これらの技術によってもたらされる、より末端での局部的な状態認識と制御は、将来のデジタル・ビルディングの基本的な構成要素になります。

アナログ・デバイセズのSPoEソリューションは、1本のツイスト・ペア・イーサネット・ケーブルを使用することにより、端末部の電源とバッテリへの依存度を低減し、効率的で、信頼性が高く、導入の容易な電源を小型化および軽量化して提供します。10BASE-T1L準拠の産業用イーサネット・ソリューションであるADI Chronous™ ADIN1100およびADIN1110と組み合わせることにより、従来のイーサネット規格より大幅に長い1kmの距離にわたって電力とデータの両方を高い信頼性をもって伝送することが可能になります。

効率的な相互運用性
アナログ・デバイセズの分類機能内蔵5ポートSPoE PSEのLTC4296-1と極性補正内蔵SPoE PDのLTC9111の2つの新製品は、SPoEとPower over Data Line(PoDL)方式のシングルペア給電の両方に対応します。SPoEはシングルペア・イーサネット(SPE)を補強した規格で、より高い信頼性、フォルト耐性、および相互運用性を備えたポイント・ツー・ポイント給電ソリューションを提供し、最大52Wを供給します。どちらの製品も802.3cgに準拠し、シリアル通信分類プロトコル(SCCP)に対応します。

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