スマートファクトリーのスムーズな実現へ：アナログ・デバイセズ、CC-Link IE TSN推奨認証を取得
アナログ・デバイセズの産業用TSNスイッチICがCC-Link IE TSN認証を取得し、スマートファクトリーの高速・統合ネットワーク化を加速。
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製造業の未来は、これまで以上にスマートで、高速で、そしてより緊密に連携されたものとなるでしょう。工場が大規模化しデジタル化するにつれ、運用を効果的に管理し正確な制御を可能にする統合ネットワークが極めて強く求められています。今日においても、工場が大規模化し、より高度な技術を導入するにつれ、業務を円滑に運営し正確な制御を可能にする統合ネットワークの構築がこれまで以上に重要となっています。これには、あらゆる機器ひとつひとつからデータをリアルタイムで収集し、即座に分析し、制御信号を迅速に送信することが含まれます。これによって最高の性能を引き出すことができるのです。
ネットワークを統合し、よりスマートな運用を
アナログ・デバイセズ（ADI）の産業用イーサネット・タイム・センシティブ・ネットワーキング（TSN）スイッチICである「ADIN6310」と「ADIN3310」は、一般社団法人CC-Link協会（以下「CLPA」）が実施する「CC-Link IE TSN推奨ネットワーク配線部品試験 スイッチ認証クラスB 及びクラスA」に合格した初のADI製品となるという重要なマイルストーンを達成しました。
CC-Link IE TSNはなぜ重要なのでしょう
CC-Linkは、さまざまなメーカーのデバイス間でデータ通信を行うためのオープンネットワーク規格として2000年に仕様が公開されました。今回ADIの製品が認証されたCC-Link IE TSNは、工場の現場にTSN（Time-Sensitive Networking）をもたらす産業用イーサネット規格です。TSNは標準的なイーサネットでは対応できなかった正確な時刻同期を可能とし、リアルタイムのクリティカルなデータと、非リアルタイムのデータの両方に対応する単一ネットワークをサポートし、IT/OTネットワークの統合を可能にします。これにより、遠隔地からの生産ラインの監視や複数機器間のリアルタイムの運転調整が可能となり、生産性、効率性、安全性の向上を図ることができます。つまり、製造業者はあらゆる設備からデータをリアルタイムで収集し、即座に分析し、最小限の遅延で制御信号を送信できます。その結果は生産性、効率性、安全性の向上 ― スマートファクトリー革命を象徴する特徴です。
ADIN6310/ADIN3310について：性能は認証済み
ADIのADIN6310（6ポート）とADIN3310（3ポート）産業用イーサネットTSN対応ネットワーク・スイッチICは、フレキシブルなイーサネットのポート数と堅牢な複数の通信速度での運用の点で際立っています。両製品とも100Mbpsおよび1Gbps接続でCC-Link IE TSN認証を取得しており、時刻同期、スケジュールトラフィック、プリエンプションといったTSNのコア機能に対応しています。
システムメーカー向けには、これらのスイッチ ICとPHY、ホストプロセッサ、電源ユニットなどを組み込んだ評価ボードを提供しており、CC-Link IE TSNに完全に準拠したシステムの設計が容易になります。これらの製品及び評価ボードは既に量産を開始し、世界中で出荷されています。
スマートファクトリー規格の世界的な普及の加速
CLPAでは、今回の主要な製品認証がCC-Link IE TSNの世界的な普及を加速させ、世界中のスマートファクトリーの進展を推進すると期待しています。
CC-Link協会について
CC-Link協会は日本に本部を置き、世界11の地域に拠点を持ち活動しています。産業界でいち早くTime-Sensitive Networking技術を採用した1GbpsのEthernetベースの産業用ネットワーク「CC-Link IE TSN」を中心に、オープンネットワーク推進団体として、CLPAはCC-Linkファミリのグローバルレベルの普及活動を推進しています。
もっと知りたい方は
ADI初のCC-Link IE TSN適合認証に関する詳細は、CC-Link協会のプレスリリースをご覧ください（トップページ中ほどの「新着情報」に掲載）。ADIの産業用イーサネット・タイムセンシティブネットワーキング（TSN）スイッチIC、ADIN6310及びADIN3310の詳細はそれぞれのリンク先をご参照ください。
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