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Toshiba News

COP27ジャパン・パビリオンへの出展について

株式会社東芝および東芝エネルギーシステムズ株式会社は、11月6日から11月18日まで、エジプトのシャルム・エル・シェイクで開催される国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(以下、COP27)において、環境省が主催するジャパン・パビリオンに出展します。

COP27ジャパン・パビリオンへの出展について

ジャパン・パビリオンは、ナンバーワン・オンリーワンの日本の環境技術力と気候変動への取り組みにスポットライトを当て、日本の2050年カーボンニュートラル実現と世界の脱炭素化または気候変動への適応に向けた貢献を世界に向けて発信するために環境省が設ける展示・イベントブースです。

東芝グループからは、環境省より選出された、CO2を電気分解し価値ある資源に変換する「P2C (Power to Chemicals)」と、大型モビリティの電動化によるゼロエミッションに貢献する超軽量・小型・高出力の「超電導モーター」の2点を展示します。

東芝グループは、「人と、地球の、明日のために。」の経営理念のもと、これまで幅広い事業を通じて社会課題の解決に貢献してまいりました。現在、世界の多くの国や地域が2050年までにカーボンニュートラルを実現することを表明しています。東芝グループはグループの強みである開発のダイバーシティを生かし、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの実現に向けた研究開発を加速させ、開発成果の早期の社会実装を目指します。

展示内容
1 CO2を電気分解し価値ある資源に変換する「P2C (Power to Chemicals)」
カーボンニュートラルの実現に向け、CO2排出が不可避な産業部門などを中心に、価値ある製品へと変換する技術が必要とされています。P2C(Power to Chemicals)とは、再生可能エネルギー(以下、再エネ)の電力を利用してCO2をCOに分解し、これをH2と組み合わせて合成燃料や化学品など価値ある製品に変換する技術です。例えば、航空業界における脱炭素の動きから世界的にニーズが高まっている持続可能な航空燃料(以下、SAF)の製造もそのひとつです。東芝グループでは、環境省の委託事業を通じて、CO2を原料として再エネを用いて有価物を生み出すP2Cの技術開発および社会実装に向けた具体的な検討を進めています。ジャパン・パビリオンでは、このP2Cの核となるCO2電解装置フルスタック模型を展示します。

2. 大型モビリティの電動化によるゼロエミッションに貢献する軽量・小型・高出力の「超電導モーター」
東芝グループは、長年培ってきた超電導技術および高速回転機器の製造技術を応用し、世界で初めて(*1)最高出力2MWの軽量・小型・高出力超電導モーターの試作機を開発しました。従来のモーターと比べて10分の1以下の軽量化と小型化を実現したことで、化石燃料駆動エンジンをモーターに置換えることが可能となり、様々な大型モビリティのゼロエミッション化に貢献します。今後さらなる改良を図り、社会実装の取り組みを加速していきます。例えば航空業界では、2050年カーボンニュートラルのためSAF導入検討を進めている一方、燃料だけではなく航空機システム全体の進化が求められており、推進系においては小型軽量と高出力を両立したモーターの登場が期待されています。ジャパン・パビリオンでは、コンパクトさを実感できる、実物大の超電導モーター模型を展示します。

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