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Teledyne Flir OEM

テレダイン・フリアーが長波長赤外線カメラBoson+を発売―感度は業界トップの20 mK以下

サイズ・重量・消費電力(SWaP)の改善とともにLWIR(長波長赤外線)による熱画像撮影能力を高めたことで、無人プラットフォームやセキュリティ用途、携帯機器、ウェアラブル端末における熱の可視化機能を低リスクに開発いただけます。

テレダイン・フリアーが長波長赤外線カメラBoson+を発売―感度は業界トップの20 mK以下

米国カリフォルニア州ゴレタ、2022年4月4日―テレダイン・テクノロジーズの1社であるテレダイン・フリアーから、長波長赤外線(LWIR)カメラBoson+をご紹介します。同カメラは熱感度20ミリケルビン(mK)以下という、市場で最も高感度なLWIRカメラとなっています。広く利用され、その能力が実際に証明されているBosonサーマルカメラ・コアと同じ業界トップレベルのSWaPも実現しています。さらにBoson+は、機械・電気・光学系の各インターフェースに変更はありませんので、取付けと接続だけでアップグレードが可能です。そのうえ、最新の画像処理機能も盛り込まれており、防衛分野や産業分野のアプリケーションにおいて、画像のいっそう優れたシャープさとコントラストを実現します。

テレダイン・フリアーでOEM向けカメラコアの製品管理を担当する副社長のDan Walkerは次のように説明しています。「熱感度と自動ゲイン制御(AGC)が向上したことで、画像のさらに細部まで捉えられるようになり、特に屋外における低コントラストな場面での検出能力が高まりました。こうした熱の可視化性能とともに、市場をリードする実績豊かな信頼性は、無人プラットフォームやセキュリティ用途、携帯機器、ウェアラブル端末などに熱画像の眼として組み込むための非冷却式カメラコアとして理想的です」。

米国製のBoson+には、雑音等価温度(NEDT)が20mK以下という、設計改良を施した画素サイズ121m・解像度640 x 512の検出器を採用して検出・認識・識別(DRI)性能を大きく強化しました。また、動画遅延性も改善されており、追跡性能や探査性能のほか、意思決定支援の機能も向上します。

Bosonシリーズでは、インターフェースと米国を拠点とするテレダイン・フリアーの技術サービス部門の窓口を共通とし、お客様の開発におけるリスク抑制と製品の市場投入までの時間の短縮を可能にしています。特にBoson+は、まさにインテグレータによる利用を想定した設計となっており、幅広いレンズ・オプションや製品に関する総合的な資料、簡単に使えるSDK、ユーザーフレンドリーなGUIを合わせてご利用いただけます。Boson+は、米国商務省の裁定のもとEAR 6A003.b.4.aに分類されており、防衛品および民生品の両方に利用可能です。

テレダイン・フリアーのBoson+は、全世界のテレダイン・フリアーおよび認定代理店から購入いただけます。詳細と購入につきましてはhttps://www.flir.com/bosonplusをご覧ください。

Boson+を直接ご覧になりたい方は、フロリダ州オーランドで2022年4月3~7日に開催の展示会SPIE Defense and Commercial Sensing Exhibition・小間番号1101、または同じくオーランドで2022年4月25~28日に開催のAUVSI Xponential・小間番号2107までお越しください。

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