www.engineering-japan.com
Rohde & Schwarz

ローデ・シュワルツがFiRa Consortiumへの参加で、拡大する超広帯域(UWB)エコシステムへの貢献姿勢を鮮明に

ローデ・シュワルツは、FiRaTM Consortium(フィラ・コンソーシアム)への参加により、超広帯域(Ultra-Wideband:UWB)デバイスの認定プログラムの確立に向けた同団体の取組みに貢献していきます。特にローデ・シュワルツからは、モバイル機器の試験・認証における広範な専門技術を提供します。

ローデ・シュワルツがFiRa Consortiumへの参加で、拡大する超広帯域(UWB)エコシステムへの貢献姿勢を鮮明に

ローデ・シュワルツは、本日、FiRa Consortiumに協賛メンバーとして参加したことをご報告します。FiRaは「fine ranging」〔高精細な測距技術〕の略であり、拡大するUWBエコシステムに対し、適合・認定プログラムを通じて多数のデバイス間での確実な相互運用を可能にすることを特定の目的とした組織となっています。そのFiRa Consortiumでは3つの軸となるUWB サービスとして、ハンズフリーなアクセス制御、測位ベースのサービス、デバイス・ツー・デバイスのサービスに重点を置いています。いずれもIEEE 802.15.4zとして規格化されているUWBベースのセキュアな最新測距技術を基にしています。

このUWB規格の強みには、cmレベルの精度による測位能力が挙げられ、たとえばUWBデバイスが近づいてきたときにドアを開けるなど、屋内環境に位置特定機能を導入することができます。さらにUWBは、非常に小さい電力でデバイス間のセキュアなデータ通信を行うのも特徴です。そのため、UWB信号は非常に広帯域であるもののパワー密度が小さいことから、干渉を招くことなく、他のナローバンドやワイドバンドのシステムと周波数帯を簡単に共有できます。

ローデ・シュワルツは、ワイヤレス機器のテストにおけるリーディング企業として業界のパートナーと協力し、研究開発や認証、生産に対応したUWB試験ソリューションを開発します。たとえばタイム・オブ・フライト(ToF)や到来角(AoA)といった基本測定に加え、デバイスのキャリブレーション方法に関するソリューションです。ワイヤレス通信の市場セグメントを担当する副社長のAlexander Pabstは次のように説明しています。「ローデ・シュワルツにおける私どもの部門では、セキュアで信頼性あるUWB技術の力を高く評価しており、ぜひFiRa Consortiumのメンバー企業との協力関係をいっそう強め、強固な認証フレームワークを確立したいと考えています」。

なかでもローデ・シュワルツのR&S CMP200無線機テスタは、製造現場や研究開発においてUWBに関わる困難な課題を解決するのに最適です。1台の機器で信号の解析機能と生成機能を兼ね備えているからです。また、ワイヤレス機器の製造テストを自動化できるローデ・シュワルツのWMT(無線製造テスト)ソフトウェア・サービスに加え、幅広くラインナップしたシールド・チャンバと組み合わせれば、このR&S CMP200によって送信機と受信機の両方に対し、IEEE 802.15.4a/z規格に準拠したToF/AoA測定を伝導モードと放射モードで行える完全なソリューションが整います。そのほか、最高44 GHzまでをカバーできるミッドレンジのベクトル信号発生器R&S SMM100Aがあれば、1 GHzという最大RF変調帯域幅に対応したクラス唯一のモデルとして、研究開発と製造の現場でUWBデバイスを用いた広帯域信号を生成するというニーズにも応えられます。

ローデ・シュワルツのUWB試験ソリューションについて、詳しくはhttps://www.rohde-schwarz.com/uwbをご覧ください。
お問い合わせ:
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
北米:Tomas Berghall(電話:+1 503 5239489、email:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
アジア太平洋地域:Wen Shi Tong(電話:+65 6 307-0029、email:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

FiRa Consortium(フィラ・コンソーシアム)について
 米国オレゴン州ビーバートンに本部を構えるFiRa Consortiumは、メンバー企業を中心に運営する組織として、超広帯域(Ultra-Wideband:UWB)技術のセキュアな測距・測位能力を活用したシームレスなユーザー・エクスペリエンスの開発と普及を目的としています。FiRa Consortiumについての詳細はwww.firaconsortium.orgをご覧ください。

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。

  さらに詳しく…

LinkedIn
Pinterest

フォロー(IMP 155 000フォロワー)