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ABB史上最速のプレス工程自動化向けロボットソリューションを発表

ABBは、新しいプレス間搬送向けモデルでIRB 760ハンドリングロボットファミリーを拡張し、自動車製造におけるプレス工程自動化に向けて高速かつ柔軟な能力を提供します.

ABB史上最速のプレス工程自動化向けロボットソリューションを発表

ABBは、IRB 760PTの発売により、IRB 760産業用ロボットのラインアップを拡充しました。自動車産業におけるプレス自動化アプリケーションを目的としたIRB 760PTは、他のロボットベースのプレス自動化ソリューションと比較してサイクルタイムを25%高速化したフレキシブルなプレス自動化ソリューションです。

IRB 760PTは、ロボットとプレス機の間の潜在的な干渉のリスクを排除するために、ロボットの第4軸の干渉を低減するように設計を見直しました。これにより、ロボットは、プレスクランプのような装置に衝突することなく、自由に動作でき、作業領域全体およびロボットの移動の自由度を損なうことがなくなります。

最大450kgまでの可搬重量に対応できるIRB 760PTは、専用のプレス間搬送装置の段替えに伴う時間、コスト、中断回数を削減します。IRB 760PTは、ツールを自動的に変更する機能と併せ、新たな製品を扱う際には迅速に適応、再プログラムすることができます。また、その際に再エンジニアリングを必要としません。

IRB 760PTは、IRB 760FXとIRB 760 Twin Robot Xbarの基本コンポーネントにあたります。

IRB 760FXは、IRB 760PTとリニアタイプの7軸を組み合わせたものです。IRB 760FXは、大/中サイズのパネルを使用するプレス自動化アプリケーションや、部品の再配置、傾斜、部品分離などの特殊工程で必要とされる高い柔軟性を提供します。



また、2台のIRB 760PTロボットを組み合わせ、10軸にてタンデム作業を行う、IRB 760 Twin Robot Xbar (TRX)を組むこともできます。プレス間距離が長いものにおいて、プレス機の改造を必要とせずにロード、アンロードの自動化が可能なロボットソリューションとしては、市場で最速と言われています。毎分最大16個の部品を生産することができるTRXは、高速プレス自動化アプリケーションに最適です。

IRB 760 PTのリーチは3.18メートルで、リニア7軸またはTwin Xbarシステムと組み合わせることで、連続したプレス加工の間でワークの向きを変える必要がありません。これにより、ユーザーは利用可能なスペースを最適化し、専用の自動化装置への投資コストを削減することができます。

ABBのStampWareソフトウェアは、ロボットのFlexPendant上で利用でき、最大限のシンプルさ、柔軟性、費用対効果を実現します。StampWareにはグラフィカルなプログラミングウィザードが含まれており、オペレータとロボットプログラマのトレーニングに必要な時間を短縮し、ロボットソリューションを迅速に稼働させることができます。

また、IRB760PTは、総所有コスト(TCO)を低減するように設計されています。自動車業界の標準に合わせて設計されたIRB 760PTは、堅牢で剛性の高い設計で、プロセスケーブルの統合やすぐに利用可能な状態にあるスペアなどの機能により、高い稼働時間を確保でき、保守コストを最小限に抑えることができます。 IRB 760PTは、ABBのコネクテッドサービスを含む3年間の保証パッケージであるRoboCare*の対象にもなっており*、ABBの専門家がロボットを監視して最適なメンテナンスを提案し、生産性をさらに高めることができます。

「我々は、史上最速のプレス間搬送ロボットでプレス自動化向けのポートフォリオを強化しました。当社の新しいIRB 760PTは、プレス間搬送アプリケーションにおいて最適化された速度とともに金型干渉の根絶を提供するだけでなく、迅速に導入可能で、将来における要求の変化にも簡単に用途変更し、対応できる柔軟で信頼性の高いソリューションです」とABB ロボティクスのプロダクトマネジメント責任者であるAntti Matinlauriは述べています。

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