ABB、国内盤メーカー3社と協業し配電盤・分電盤の国内供給を強化
新星工業社、JRCS、国分電機と連携し、IEC61439準拠の配電盤で工場・データセンター需要に対応。
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ABBは、株式会社新星工業社（本社：広島県広島市、代表取締役社長：佐々木 誠、以下「新星工業社」）、JRCS株式会社（本社：山口県下関市、代表取締役会長兼社長：近藤 高一郎、以下「JRCS」）、株式会社国分電機（本社：東京都品川区、代表取締役社長：国分 直人、以下「国分電機」）の３社と日本国内におけるIEC61439準拠および日本規格に適合した配電盤、分電盤市場においてABB の配電制御機器およびライセンスの提供を通じて、事業を拡大および深化させるため、協業合意書を締結しました。
日本国内における半導体工場やデータセンタを含む主要成長産業の高まる建設需要において、IEC準拠等国外規格に対応した仕様、および日本規格においても高容量化や見える化に対応した配電盤、分電盤のニーズが高まっています。これらのニーズに対し、国内盤メーカを通じて日本市場固有の要求に合わせた柔軟なソリューションを提供できるようになります。
本協業では、新星工業社、JRCS、国分電機が日本国内で技術支援、製造、組立、販売を行う盤ソリューション向けにABBが低圧配電制御機器および部品を提供し、IEC配電盤向けにはライセンスも提供します。3社はそれぞれ、ABBのパートナー企業として配電盤、分電盤の販売からアフターサポートまでを主導します。
左から：ロイック・ペコンドン-ラクロワ (ABB株式会社 代表取締役社長)、佐々木 誠 (株式会社新星工業社 代表取締役社長)、近藤 高一郎 (JRCS株式会社 代表取締役 会長 兼 社長)、国分 直人 (株式会社 国分電機 代表取締役社長)
新星工業社は、ハードおよびソフトの両面で設計・制作・販売を行うシステム装置メーカです。独自で培ってきた技術とノウハウで、様々な規模・目的に応じたシステムと高品質な製品を提供しています。海外規格の制御盤にも対応し、国内だけでなく多数の海外納入実績を有しています。 同社は、ABBの電源保護装置およびドライブの盤サプライヤでもあり、今回の協業は既存のパートナーシップを強化するものになります。
JRCSは、国内外8000隻の実績を誇る船舶の配電制御機器を設計、開発から製造、メンテナンスまで一貫した体制でサービスを提供しています。近年は産業用配電制御機器の実績も増えており、海洋事業で培った低圧および高圧の電気設備の経験と技術力、大容量の設備対応の実績を生かして、陸上の多岐にわたる産業へ配電盤および制御盤を納入し、事業を拡大しています。
国分電機は、配電盤、制御盤、分電盤等の電気設備の設計・製造・販売および改修工事を手掛けています。データセンタ向けの配電制御システム製品とサービス事業を展開し、計画段階からコミッショニング・保守・点検までの総合サービスも提供しています。データセンタ事業者、大手企業、外資系金融機関などのミッションクリティカルなシステムへの電力ニーズに多くの納入実績を有しています。
ABB株式会社の代表取締役社長であるロイック・ペコンドン-ラクロワは次のように述べています「ABBの技術とパートナー企業の専門知識、豊富な経験と盤制作能力を融合させることで、日本市場にあわせた高品質かつ高信頼性の配電盤および分電盤を提供することが可能です。海外企業による施設建設も加速する中、工場やデータセンタなどの主要産業からの高まる需要に対応すべく国内における組立体制のさらなる拡充を推進してまいります」
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