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エネルギー・マネジメント・システムのビジネス拡大に向けて全樹脂電池メーカのAPB株式会社に資本参加

横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)はこのたび、エネルギー・マネジメント・システムのビジネス拡大を目的として、次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の開発、製造及び販売を行うAPB株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役:堀江英明 以下、APB)へ出資し、大型蓄電池の効率運用及び最適化に必要なエネルギーマネジメント技術を提供することで同社と合意しましたのでお知らせします。

エネルギー・マネジメント・システムのビジネス拡大に向けて全樹脂電池メーカのAPB株式会社に資本参加

APBは、全樹脂電池の実用化を進めているスタートアップ企業です。同社が開発した全樹脂電池は、エネルギー密度、形状やサイズのフレキシビリティなどに優れ、風力発電、太陽光・太陽熱発電など、大型の蓄電池が求められる再生可能エネルギー分野をはじめ、幅広い分野での活用が期待されています。

今回の協業により、横河電機はAPB社が構築、販売するエネルギー貯蔵装置(Energy Storage System、略称:ESS)向けにエネルギー・マネジメント・システム(Energy Management System、略称:EMS)を提供するとともに、このEMSから各蓄電池のセルやモジュールの状態データ、ESSの運用データを取得し、ESSの運用の最適化を図り、効率運用計画を提供することを目指します。

再生可能エネルギーの普及が進むなかで、電力を効率的に活用するための大型定置用蓄電池市場が拡大しつつあります。当社は、制御と情報の技術を生かし、風力やバイオマス発電システムの最適化制御、BTG(ボイラ、タービン、ジェネレーター)効率化などの工場内のエネルギー・マネジメント・ビジネス、さらにはバーチャル・パワー・プラント(VPP)のリソース・アグリゲーター・ビジネスなど、エネルギーの効率的な生産、利用のための多様なビジネスを展開しています。

今回の資本参加を機に、協業を通じて得られた最適化や効率運用技術をさまざまな大型定置用蓄電池に展開するとともに、それらの蓄電池を用いた分散型エネルギー・マネジメント・システム(Distributed Energy Resource Management System、略称:DERMS※)のビジネスを展開することを目指してまいります。

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