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Softing Industrial Automation GmbH

SoftingのOPC UA組込みツールキットがディスカバリ・アナウンスメントに対応

uaToolkit Embeddedバージョン1.31では、OPC UAフィールド機器に対するメタデータとディスカバリ・アナウンスメント機能が盛り込まれました。これにより、サブスクライバ側に事前情報が不要になります。

SoftingのOPC UA組込みツールキットがディスカバリ・アナウンスメントに対応
キャプション: SoftingのuaToolkit Embeddedにメタデータとディスカバリ・アナウンスメント機能が盛り込まれました。

SoftingのuaToolkit Embeddedは、クライアント/サーバとパブリッシャ/サブスクライバ通信に対応した組込みOPC UAサーバを実装するためのツールキットです。今回、そのOPC UAパブリッシャをメタデータとディスカバリ・アナウンスメント機能によって強化しました。パブリッシャは発行するデータセットのメタデータも送信します。サブスクライバはこのメタデータを使って、送られてきたデータセットをデコードでき、あらかじめサブスクライバ側に定義する情報は少なくて済みます。さらにバージョン1.31では、OpenSSL の最新長期サポート(LTS)バージョン1.1.1もサポートします。(なお、OpenSSL バージョン1.0.2のLTSは2019年12月31日で終了しましたが、サポートは続いています)。
 
「インダストリー4.0やIIoTの発展が続くなか、OPC UAの採用は非常に大きな増加が持続するものと当社は考えています。uaToolkit Embeddedは、センサや小型デバイス、低価格な制御機器でOPC UAを利用したいと望むお客様に向けた製品です」と、Softing Industrialでエンジニアリングと製品マネージメントを担当する副社長のThomas Rummelは説明しています。「しかしその一方で、デバイスに対するOPC UAのコンパニオン仕様量もますます増加しています。ドイツの機械工業連盟(Mechanical Engineering Industry Association:VDMA)だけでも、26以上のワーキンググループを組織して、機械分野と工場設備分野の間で領域を超えて共通の専門用語を定義しています。また、新しいOPC UA FLC(Field Level Communication)の登場で、組込みOPC UAに対する需要はさらに高まることになるでしょう」。

SoftingのuaToolkit Embeddedは、OPC Foundationの認証ラボからNano Embedded Nano Embedded Device Server Profile・Micro Embedded Device Server Profile・Embedded UA Server Profileとして認証されています。このツールキットは、小さいメモリ容量とわずかな演算能力しか必要としません。そのため、フィールド機器のファームウェア開発に加え、リソースに制約のある制御システムやリモートI/Oシステムでの利用に特に適しています。さらにOPC UA NodesetをインポートするツールでもOPC UAコンパニオン仕様をサポートしています。
 
このツールキットは、Softingのウェブサイトから完全版および試用版としてダウンロードいただけます: https://industrial.softing.com/en/products/protocol-software-and-sdks/opc-ua-embedded-toolkit.html

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