大型セーフティブレーキ「XL」 – mayr® power transmission、SMM 2026に出展
過酷な環境における大トルク・大型用途向けブレーキシステムを発表
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極めて大きなトルクが加わる用途では、信頼性が高く高性能なセーフティブレーキが不可欠です。特に、港湾や外洋など過酷な環境条件下では、その重要性が一層高まります。mayr® power transmissionは、ROBA-stop® SシリーズおよびROBA-stop M®シリーズに新サイズを追加し、海洋分野においてもダイナミックブレーキトルク1,000Nmを超える領域に対応可能としました。これらのブレーキは、非常時における極めて大きな摩擦仕事にも耐え、過酷な条件下でもピーク負荷を確実に吸収します。
極めて大きなトルクを要する用途には、信頼性・高性能を兼ね備えたセーフティブレーキが不可欠。港湾や外洋といった過酷な環境では特にその重要性が高まる。ROBA-stop® S/ROBA-stop M®シリーズの新サイズにより、mayr®は海洋分野でも1,000Nm超のダイナミックブレーキトルク領域へ対応範囲を拡大
画像提供:mayr® power transmission
mayr® power transmissionは、実績あるROBA-stop® SシリーズおよびROBA-stop M®シリーズに新たに2つのサイズを追加し、こうした過酷な用途向けに新たなソリューションを提供します。ROBA-stop M®セーフティブレーキは、港湾クレーンや建設クレーンのほか、工場内の天井走行クレーンやホイストにおいて、旋回・走行・巻上げの各駆動部に通常は空いているシャフトエンド側に取り付けられます。通常運転時には、保持ブレーキとして機能することが多く、停止時のみブレーキが作動して荷重を確実に保持します。また本ブレーキは、極めて大きな摩擦仕事を伴うピーク負荷にも耐えるよう設計されています。例えば、非常停止(EMERGENCY STOP)や停電時に、下降中の荷重を最高速度から制動する場合がこれに該当します。ラインアップに新たに加わった「ROBA-stop M® 2000」は、保持ブレーキ仕様でダイナミックブレーキトルク3,500Nm、非常時制動ブレーキとして最大2,500Nmを実現しています。本ブレーキは2種類の保護等級を用意しています。防塵・防水がさほど問題とならない一般的な用途向けには保護等級IP54を、粉塵や水にさらされることが常態化している大型建設用クレーンなどの屋外用途には、完全密閉構造により保護等級IP66を実現したタイプがより適しています。
電磁式のROBA-stop M®セーフティブレーキは、フェールセーフ原理に基づいて動作するため、高い安全性を備えています。非通電状態では、停電時や非常停止時の際も、ブレーキは保持状態となります。通電されると、ブレーキ内部に磁界が発生し、アーマチュアディスクがばね力に抗してコイルキャリアに引き寄せられます。これによりローターが解放され、ブレーキが解放されるため、モーターは自由に回転できるようになります。さらに、安全性が重視される用途におけるもう一つの利点は、断線や電磁コイルの故障といったブレーキ自体の損傷が発生した場合でも、保持トルクが維持される点です
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海洋環境や海水にさらされるなど、さらに高い保護性能が求められる用途では、保護等級IP67と高性能な防食仕様を組み合わせたタイプがより適しています。これは港湾クレーン設備や、船舶甲板上のウインチ・クレーンなどに当てはまります。mayr®は、こうした用途向けにROBA-stop® Sを以前から製品ラインアップに揃えています。高い保護等級に加え、顧客の要求に応じて耐海水プライマーを施すことができ、さらに顧客側で適切な上塗り塗装を行うことで、DIN EN ISO 12944に定める最高レベルの防食性能にも適合します。今回、標準仕様で最大1,200Nmのダイナミックブレーキトルクを発揮する新サイズ11を追加し、高荷重用途への対応力を一層強化しました。
海洋用途の過酷な条件に特化して設計されたROBA-stop® S。保護等級IP67と高い防食性能により、海水・荒天・暴風雨のストレスに耐え、甲板上や港湾設備で確実な安全性を確保
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安全な運用を支える容易な設置
設置環境が困難な現場では、外部からの影響に対する保護性能に加え、設置・取り扱いのしやすさや、長いメンテナンス間隔といった条件も特に重要になります。ロバストで信頼性の高い設計により、本セーフティブレーキは取り扱いが容易で、迅速かつ簡単に設置することができます。また、耐摩耗性に優れた高品質のブレーキライニング材により、点検回数、ひいては停止時間を大幅に削減できます。摩擦ライニングが摩耗した場合のメンテナンスも最小限で済みます。ROBA-stop® Sシリーズでは、エアギャップの再調整のみ、あるいは耐用年数経過後にローターと摩擦ライニングを交換するだけで対応可能です。新サイズ11ではこの点がさらに改善されており、ブレーキを設置したままの状態でも背面からローターにアクセスできます。これにより、過酷な条件下での保守・点検が容易になり、乗組員や設備に対するリスクを最小限に抑えることができます。
mayr® power transmissionのプロダクトマネージャー、アンドレアス・メルツ(Andreas Merz)氏は次のように述べています。「当社はロバストなモーターブレーキを長期にわたり市場に提供しており、過酷な用途向けの実績も豊富です。ROBA-stop®は1986年に量産を開始しており、これまでに豊富な経験を積み重ねてきました。しかし、電動化の進展に伴い、大きな変化が起きていることを実感しています。電動駆動装置はより小型・高出力密度化が進む一方、従来よりも格段に大きなトルクに対応する必要が出てきています。そのため当社は、1,000Nmを大きく超える領域へと新型ブレーキで踏み出しました。この新しいXLブレーキによって、当社はユーザーの選択肢が限られていたこの市場セグメントにも対応できるようになりました。」
mayr® power transmissionはSMM 2026(ハンブルク)に出展します:ホールA4、ブース326
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