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Daikin News
次世代設備 CAD『FILDER SiX(フィルダーシックス)』を発売
ダイキン工業株式会社は、初心者でも操作しやすい作図アシスト機能、空調メーカーならではの 自動化機能を搭載した、空調・給排水衛生・電気設備業者向けの 3 次元設備 CAD『FILDER SiX(フィルダーシックス)』を、2025 年 3 月 17 日より発売します。

建築設備業界では慢性的な人手不足が続いており、現場で施工管理を行う技術者は、作業時間の 合間を縫って CAD により施工図面を作成しています。このような中で、2024 年に労働時間規制が 厳格化されたことから、作図作業の更なる効率化が求められるようになりました。『FILDER SiX』は、CAD 初心者でも操作しやすいように、自動で仮補助線や仮寸法線を表示する作図アシス ト機能に加えて、ダイキン空調機画像の自動ダウンロードや配管の自動生成機能などを新たに搭載 しました。これらにより、新築物件だけでなく、設備機器のリニューアル工事における作図作業の 効率化を実現しました。
ダイキンの建築設備 CAD『FILDER』シリーズは、1999 年に初代を発売して以来、長年建築業 界で使用されてきました。このたび 6 世代目となる『FILDER SiX』により、設備設計の効率化と 施工現場の生産性向上に貢献します。

【製品の特長】
1. 作業効率化を実現する作図アシスト機能 従来は手動で書き込みが必要だった補助線や部材の寸法数値を自動で仮表示する機能を盛り 込み、作業効率を向上しました。また、作図の途中で、次に行うべき作業の指示やエラー内 容を表示するメッセージウィンドウを新設したことにより、作業負担を軽減し、初心者が早 期に CAD を習得しやすくしました。さらに、図面と同画面にメッセージウィンドウを表示 することで、初心者の困りごとであるガイダンスのわずらわしさが解消されるとともに、顧 客からの問い合わせに対する対応スピードも向上します。
2. 空調メーカーならではの様々な自動化機能 ダイキン製の空調機の画像を簡単にダウンロードでき、更新提案の作成が効率的に行えるよ うになりました。さらに、室内機とつながる冷媒配管やドレン配管が平面図上に自動で生成 でき、電気設備図においても、複数の照明機器を自動で一括配線できるようになりました。
3. BIM(Building Information Modeling)の対応強化 大型物件の現場における BIM 活用のため、IFC(Industry Foundation Classes)形式への 対応を強化しました。また、2 画面利用時には、平面図と立面図を別々のディスプレイに同 時表示できるようにし、3 次元データの作成を容易にしました。
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