Ambiq、オープンソースのZephyr RTOSのサポートを拡張
Ambiqは、Apollo SoCをZephyr RTOSサポートで改良し、IoTデバイス向けの超低消費電力で効率的なAIを提供し、AmbiqのSPOT®テクノロジーを活用して開発と市場投入を迅速化しています。
Ambiqは、オープンソースのZephyr Project®リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)のサポートを拡張したことを発表しました。Zephyrにより、Apollo3ファミリーのSoC、Apollo4 Plus、Apollo4 Blue Plusのエッジで高性能なAIが実現します。Apollo510 MCUのサポートも2025年に利用可能になります。
Apolloチップ上でZephyrを実行するメーカーは、Ambiqの代表的なSPOT®(サブスレッショルド電力最適化テクノロジ)による、優れたエネルギー効率、メモリ使用量の低減、設計リソースとドキュメントの豊富な組み合わせ、使いやすい開発ツール、強力なコミュニティサポート、柔軟性などのメリットを享受できます。すでにZephyr環境で作業している組み込み開発者は、ソフトウェアをAmbiqのチップに簡単に移植することで、消費電力を大幅に低減できるため、開発サイクルを簡素化し、製品を拡張して市場投入までの時間を短縮できます。
AmbiqのCEOである江坂文秀は次のように述べています。「Zephyrのエコシステムに参加できることを大変うれしく思います。Zephyrの組み込み開発者は、Ambiqの低消費電力ソリューションを導入することで、より高性能でエネルギー効率の高いエッジデバイスを作成するためのツールキットを大幅に拡張することができます。Zephyr の多用途性と高度に文書化されたリソースを持つ強力なコミュニティが、Ambiqの超低消費電力ソリューションを備えることで、あらゆる規模の企業の組み込み開発者に魅力的に映ることは間違いありません」
Antmicroの共同創業者でZephyrのプロジェクトマーケティング委員会の委員長を務めるMichael Gielda氏は次のように述べています。「2,000人以上の提供者によるGitHub上での10万件以上のコミットなど、Zephyrはここ数年で驚異的な成長を遂げており、事実上の標準RTOSの選択肢となる見込みです。Zephyrを搭載する次世代の低電力消費製品を実現するために、Ambiqが同社のプラットフォームをサポートし、エコシステムに積極的に貢献していることを非常にうれしく思っています」
詳細については。
www.ambiq.com