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Schneider Electric News

シュナイダーエレクトリック、小型*UPSで初となるリチウムイオン採用のモジュラー型UPSの 「APC Smart-UPS Modular Ultra」を日本国内で提供開始

シュナイダーエレクトリックは、APCブランドから初のリチウムイオン採用の小型UPS「APC Smart-UPS Modular Ultra」を日本で2024年4月1日より発売します。

シュナイダーエレクトリック、小型*UPSで初となるリチウムイオン採用のモジュラー型UPSの 「APC Smart-UPS Modular Ultra」を日本国内で提供開始

図:新製品「APC Smart-UPS Modular Ultra」

「APC Smart-UPS Modular Ultra」は、最大20kVAの単相としては初めてとなる、リチウムイオン採用のモジュラーコンセプトのUPSとして既にシュナイダーエレクトリックが北米にて発売を開始している製品です。医療機関や研究機関、工場におけるIoTネットワークや物流拠点における自動倉庫ネットワークを有する企業等、エッジ環境においても、より高度・高速なデータ処理が求められることで高密度化が進む昨今のITインフラ環境において、コンパクトながら高密度、かつ拡張性の高いUPSを求める声に応えて開発されました。

「APC Smart-UPS Modular Ultra」は、鉛素材を採用した同等容量の同社従来UPSと比較して、サイズは約53%小型化、重量は約59%軽量化に成功しました。これにより、IT設備におけるUPSのスペース占有を極限まで抑えられることに加え、床耐荷重などの条件が限られる環境へも高密度なIT設備を構築できる選択肢を提供します。また、モジュールコンセプトのため段階的に容量の追加が可能な拡張性の高い構造となっており、UPS単機でN+1の冗長化を実現します。制御部、電源部、バッテリーが個別に冗長可能で、ライブスワップ機構により稼働中に各モジュールを交換することも可能です。

さらに、リチウムイオンを採用したバッテリーは最長10年間の寿命を実現しており、鉛を採用した従来バッテリーと比較して約4倍となりました。バッテリー交換のメンテナンスが長期間不要となり、IT人員の負荷を低減するとともに、長期的な視点で総所有コスト(TCO: Total Cost of Ownership)の削減に貢献します。樹脂素材の使用を最大限排除し、代わりにリサイクル可能な素材を用いることで、廃棄時の環境負荷も50%低減しています。

「APC Smart-UPS Modular Ultra」の主な特徴

  • 53%小型化、59%軽量化(同等容量の同社従来UPS比較)
  • 4.4~17.6kWまで4段階の拡張が可能なモジュラー構造
  • パワーモジュール、バッテリー、制御部を冗長化
  • 樹脂部品を最大限排除したサステナブルなUPS
  • 従来比4倍となる最大10年のバッテリー寿命
  • 最大10年間のサポートサービス(オプション)
  • EcoStruxure ITによるリモート監視にも対応(オプション)

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