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Rohde & Schwarz

ローデ・シュワルツが測位精度を高める画期的なBluetooth®チャネル・サウンディング信号の測定を初公開

ローデ・シュワルツは、チャネル・サウンディング(Channel Sounding)機能のサポートが計画されている新しいBluetooth®信号に対し、その初めてとなるリアルタイム測定を公開します。

ローデ・シュワルツが測位精度を高める画期的なBluetooth®チャネル・サウンディング信号の測定を初公開
R&S CMWプラットフォーム用オプションでは、すでにBluetooth® チャネル・サウンディングをサポートしています。

このデモンストレーションは、ドイツ・ニュルンベルクで開催の展示会Embedded World Exhibition & ConferenceにおいてR&S CMW500広帯域無線機テスタで実施する予定です。Bluetooth®チャネル・サウンディング機能により、民生および商用アプリケーションでこれまでにない測位精度を実現可能になることから、業界はチップやデバイスの開発に対応できる信号測定能力を待ち望んでいます。

民生用や商用機器には、測位機能を持つ技術としてBluetooth®が最も広く採用されています。これにチャネル・サウンディング機能がまもなく導入され、Bluetooth®を使ったリアルタイム位置情報サービスの精度は50 cmを下回るほど大幅に向上します。こうした位置精度の向上に加えて、チャネル・サウンディング機能により現行のBluetooth®位置情報サービスに比べてさらに消費電力を抑えることができ、セキュリティも向上するものと期待されています。精度の向上から、特に工場や倉庫でのアセット・トラッキングといった屋内アプリケーションのほか、建物や車両へのセキュア・アクセスも大きく進展するでしょう。

しかし、そうしたより優れた位置情報機能をサポートするには、新しい物理層を取り入れたBluetooth®デバイスへとハードウェアを変更する必要があります。チャネル・サウンディング機能のサポートを含めて、必要となるチップやデバイスの開発を始めたいというエンジニアは、新しい機能を実現できるように高い信頼と確度のもとでの信号測定を切実に求めています。これに応えて、ローデ・シュワルツはRF物理層測定をサポートするR&S CMWプラットフォーム用オプションをすでにご用意しています。

Bluetooth®コア仕様(Core Specification)の次のバージョンに向けた現在のドラフトでは、位相ベース測距(phase-based ranging:PBR)トーン交換とラウンド・トリップ・タイム(RTT)のサポートが定義されています。ローデ・シュワルツは、Bluetooth®チップセットやデバイスの開発に取り組むハードウェア・エンジニアやソフトウェア・エンジニアの皆様にPBR測定テクニックをいち早くご覧いただけるよう、embedded world Conference において「Redefining Bluetooth Low Energy Testing to Cover Latest Bluetooth Innovations〔最新Bluetoothの技術革新に対応できるようにBluetooth Low Energyテストのあり方も見直そう〕」と題したセッションを4月10日午後1時45分に開催します。また、測定の実演紹介は、同じくドイツ・ニュルンベルクで開催のembedded world Exhibitionの会期2024年4月9~11日を通じて、ホール4・小間番号4-218のローデ・シュワルツ展示ブースで行います。

ローデ・シュワルツのBluetooth®テスト・ソリューションについての概要は をご覧ください

また、ローデ・シュワルツのembedded world出展情報は でご確認いただけます

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