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Seco Tools

高硬度被削材をフライス加工する際に汎用性と価値をもたらす Seco JS754 スタブシリーズ

工具の突き出し部分が長いと、切削が困難で不安定になるという問題が生じます。これに対応するため、Seco JS754 スタブシリーズエンドミルは工具の突き出し部分の長さが短くなっています。工具の適用機能が大幅に向上し、工具の寿命が 20 - 40% 伸びます。


4溝フルートを有するこのエンドミルは、ミルターンやマルチタスク機械向けに適した仕様です。業界が認めた JS754 切削性能と独自の HXT コーティングが採用されており、高性能の加工が可能です。この仕様により Seco JS754 シリーズは、ISO M(ステンレス鋼)素材や S(耐熱合金および耐熱チタン)素材を取り扱う困難な用途に向いています。JS754 スタブシリーズは、長さを短くすることで、剛性と振動制御を向上しています。メインまたはサブのスピンドルで機械加工する際や、フライス加工ヘッドおよび作動治具で機械加工する際に、工具の安定性が向上します。

加工領域が非常に狭い設定に理想的
CNC ミルターンやマルチタスク機械の多くは、機械加工包絡面に制約がある仕様のため、長い突き出しでのエンドミルを使用することはできません。JS754 スタブシリーズは、工具の突き出し部分の長さを短くするために、機械のサブすなわち第 2 のスピンドルのすき間が狭くすることができます。このエンドミルシリーズは動作機能が自由で、高硬度被削材を扱う際の工具の安定性が向上しているため、被削材の周囲を簡単に加工処理することができます。これにより工場は、ミルターンやマルチタスク機械によるメリットを大きく向上できます。例えば、機械の設定時間が短い、部品の品質が向上するなどです。

JS754 スタブシリーズには、面取り設定およびノーズ R 設定(直径 3 - 16 mm)があり、ストレートシャンクおよびウェルドンシャンクで使用できます。

セコ・ツールズの Rob Mulders は次のように述べています。「あらゆる製造分野、とりわけ、一般的な機械加工分野や航空宇宙分野においては、多品種少量(HMLV)生産環境により、自動化と効率化に対するニーズが継続的に高い状況で、自動化と効率化を達成するために一般的に使用されるのが、ミルターンやマルチタスク機械です。JS754 スタブシリーズは、柔軟性の向上に大きく貢献します。設定 1 回で部品の加工生産ができるのは、多目的機械ならではです」

エンドミルの無駄な部分を削減
JS754 スタブエンドミルは、切削部の長さが短いため、切削工具のエンゲージと工具の長さをフルに利用できます。切削工具の刃先を最大限に利用できるため、超硬素材の無駄な部分が減り、効率と地球環境の持続性が向上します。

Seco JS754 スタブシリーズの機能と仕様についての詳細は、お近くのセコ・ツールズ営業所までお問合せいただくか、https://www.secotools.com/article/123679 をご覧ください。


高硬度被削材をフライス加工する際に汎用性と価値をもたらす Seco JS754 スタブシリーズ
Seco JS754 Stub Series End Mills

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