www.engineering-japan.com
BOSCH News

ラストワンマイル(物流サービス)向けのeモビリティボッシュ、小型商用車向けの新しい電動駆動モジュールの提供を開始

都市部の物資輸送の中核を担う小型商用車や中型トラックを電気駆動にすると、車両からの排出ガスゼロの実現、大気環境の改善、そして騒音低減につながります。

ラストワンマイル(物流サービス)向けのeモビリティボッシュ、小型商用車向けの新しい電動駆動モジュールの提供を開始
  • 電気モーターとインバーターを含むコンパクトなドライブモジュール
  • 新しいパワー半導体により航続距離の延長と効率向上を実現
  • 顧客への駆動モジュールの提供開始

ボッシュは現在、小型商用車向けの電気モーターと一体型インバーターで構成される新しいドライブユニットの量産を開始しています。インバーターは電気モーターを制御し、高電圧バッテリーの直流電源を交流に変換します。「ボッシュは商用車においてもeモビリティを推進しています。従来のユニットよりも、さらに高い出力とトルク密度を実現し、より軽量・コンパクトになりました」と、ロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバーでありモビリティ ソリューションズ事業セクター統括部門長であるマルクス・ハインは述べています。モーターとインバーターを合わせた重量は約80kgです。ボッシュは、新しいパワー半導体を使用して電力損失を20%以上削減し、インバーターの効率レベル97%を実現することで、車両の航続距離の延長につなげています。またフレキシブルな構造により、既存および新型モデルのいずれでも、より簡単に駆動モジュールを組み込むことが可能となっています。

この電動駆動モジュールが初搭載となるのはダイムラートラック社向けであり、ボッシュのドライブトレイン用DC/DCコンバーターおよび車両コントロールユニットとともに搭載されます。ユニットの最大出力は129kWで、定格出力は100kWです。永久磁石同期モーターは、短時間で430Nmのピークトルクを発生させることができます。8.5トンの車両重量でも、東京やローマ、サンフランシスコのような坂の多い都市でも、あらゆる状況において優れた走行性能を発揮します。

すぐれたベース製品をより一層改良
ボッシュのエンジニアは、乗用車に使用されている技術を基に、電気モーターとインバーターの設計に取り組みました。これにより、開発期間の大幅な短縮とコスト削減を実現しました。電動駆動モジュールを車両の既存の水冷回路に組み込むことで、油冷回路は不要になりました。さらに、電気モーターの回転速度が高いため、単速トランスミッションであらゆる要求を満たすことができます。新しい電動駆動モジュールの小型化により、バッテリーレイアウトの自由度が高まります。新しいマイクロコントローラーは、きわめて優れた演算処理能力を発揮し、電動駆動モジュールの複雑な制御アルゴリズムを数ミリ秒以内に処理します。このような電動駆動モジュールの動作の多くの部分を担うソフトウェアは、お客様固有の要件に合わせて調整することができます。この駆動モジュールは、ボッシュの電動パワートレインの基幹工場であるドイツのヒルデスハイムの生産ラインで製造されます。


ラストワンマイル(物流サービス)向けのeモビリティボッシュ、小型商用車向けの新しい電動駆動モジュールの提供を開始

幅広い製品と高水準の投資
「ボッシュはすでにeモビリティに50億ユーロ以上を投資しています」とハインは述べています。2018年以来、ボッシュは170の生産プロジェクトを受注し、2025年には売上高が50億ユーロを超えると予想されています。ボッシュは、個々のセンサー、電気モーター、パワー・エレクトロニクス、制御ユニットから、eAxleのような統合ソリューション、さらには統合モジュールに至るまで、幅広い製品ポートフォリオをお客様に提供しています。たとえば、パワートレイン、ステアリング、ブレーキを統合するAdvanced Driving Module(ADM)は、簡素化されたインターフェースにより、コンポーネント間の通信を向上させます。これにより、たとえば車両の安定化やエネルギー回生など、電気自動車のシステムとサブアセンブリ間の最適な相互作用が担保され、市場投入までの期間も大幅に短縮されます。その結果、既存のメーカーでも新しいモビリティサービスプロバイダーでも、これまでよりも早く電気自動車を市場投入できるようになります。

ボッシュ プレスカンファレンスのご案内:
日時:2022年9月19日(月)11:10~11:30 (CEST:中央ヨーロッパ夏時間)
出席者:ロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバー兼モビリティ ソリューションズ事業セクター統括部門長 マルクス・ハイン
場所:ボッシュブース B22(ホール20)およびボッシュ メディアサービスでのライブ配信

IAAカンファレンスにおけるボッシュのエキスパートとのパネルディスカッション:
1. 9月20日(火)14:15~15:15(CEST)、業界フォーラム:

プレゼンテーション 「マルチブランド商用EVフリートの運用上の課題管理について」
ロバート・ボッシュGmbH バッテリービジネスユニット担当シニアバイスプレジデントMichael Köhler

2. 9月20日(火)17:30~17:45(CEST)、メインステージ:
基調講演:「未来の輸送のためのパワートレインソリューション」
ロバート・ボッシュGmbH 商用車およびオフロード製品管理担当バイスプレジデントJürgen Hausser

3. 9月21日(水)17:00~19:00(CEST)、Cumminsブース(ホール20、ブースA12):
「水素エンジンに関するオープンダイアログ」
ロバート・ボッシュGmbH ディーゼルパワートレイン エンジニアリングシステム Andreas Kufferath

4. 9月22日(木)11:30~12:00(CEST)、メインステージ:
プレゼンテーション 「ロジスティクスのグローバルデジタイゼーション」
ロバート・ボッシュGmbH プログレッシブモビリティプレーヤー担当エグゼクティブバイスプレジデント Mariella Minutolo

www.bosch.com

  さらに詳しく…

LinkedIn
Pinterest

フォローする