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HMS Industrial Networks AB

ペットの健康と福祉をハイテクなビル制御が支える

英国最大のペットショップチェーンは、その店舗ネットワーク全体で大幅な省エネを実現すると同時に、いつでも動物福祉に理想的な環境を確実に維持できるようにしています。

ペットの健康と福祉をハイテクなビル制御が支える

ペットショップチェーンPets at Home社は、450店舗すべてに空調(AC)のエネルギー効率管理システムを設置しています。

各システムは、英国オックスフォードシャー州ワンテジのエネルギー管理コンサルタントIgnite Energy社が、HMS NetworksのIntesisゲートウェイに基づく標準テンプレートを用いて設計し、統合ソリューションプロバイダーのConsyst社が設置しました。

様々なメーカーの空調を一つにまとめて
Pets at Home各店では、ダイキン社・三菱電機社・東芝社など、様々なメーカーの空調設備を使用しています。 そこでConsyst社は、Intesisゲートウェイを使用して、いずれのメーカーのACユニットでも、その情報をリアルタイムに取得して運転を制御できるようにしました。

Consyst社のディレクターLior Golani氏は次のように説明しています。「IntesisゲートウェイはACユニットから電力を供給できるため簡単に設置可能です。さらに当社のようなインテグレーターは、事前定義された情報をゲートウェイから読み取ることにより、異なるユニットや設置場所の間で構成を簡単に複製でき、コミッショニングに要する時間も大幅に節約できます」。

このようなシンプルさによって、Consyst社は各システムを迅速かつ効率的に設置することができました。 実際、Pets atHome社のネットワーク全店の改修に1年半とかからず、その通常営業を休止するのも最小限に抑えられました。


動物愛護の環境を確実に

ゲートウェイが起動すると、このゲートウェイは動作ステータスやエラーコードなどの重要な情報を中央制御装置に常時送信します。ここで非常に重要なポイントが、各店舗のシステムに複数の温度センサと制御装置を設けて、常にペットのための厳格な福祉条件を確実に維持することでした。

「各店舗の温度を監視・制御することで、エネルギー消費量が大幅に削減され、なにより重要なこととして、ペットに最適な福祉条件を保証できるようになりました」と、Golani氏は述べています。

Pets at Home社ではエネルギー効率の高い店舗を運営できるようになりましたが、Ignite Energy社とConsyst社は引き続き協力して、あらゆるレベルで効果的にエネルギー管理できるようにさらなる取組みを展開しています。


インテリジェントなゲートウェイ

HMSのIntesisゲートウェイソリューションにより、使用するプロトコルやネットワーク技術に関係なく、事実上すべてのメーカーの既存デバイスと設備を接続できます。つまり、非常に複雑なビルディングオートメーションプロジェクトのすべての要素を一つの共通システムに統合できるのです。

プロトコルトランスレーターと空調インターフェースの製品ラインアップで、オープン規格や独自のプロトコルを使用して通信できます。そのため、シンプルな設計と施工、コミッショニングはもとより、ロバストで信頼性の高い運転が実現します。


ペットの健康と福祉をハイテクなビル制御が支える

Intesisは、最も単純な一般住宅に必要な機能から、小売店を含めた商業施設や医療・教育分野の施設といった大規模プロジェクトにまで拡張可能です。これは、生産工場や製油所、発電所、保安性の高い施設などの制御に使用されているHMSの他の技術と同様です。
 
HMSは、DALIのほかにもASCII・BACnet・KNX・M-bus・Modbusなど、すべての主要なビルディングオートメーション用プロトコルに対応するゲートウェイを製造しています。
 
 

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