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Analog Devices News

アナログ・デバイセズ、サクラテック社と非接触型振動センサー「miRadar® CbM」を共同開発

想像を超える可能性を実現するアナログ・デバイセズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 勝史、以下:アナログ・デバイセズ)は、アライアンスパートナーのサクラテック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:酒井 文則)と、非接触で機械振動の測定を可能にする新しいセンサー「miRadar® CbM」を共同開発しました。

アナログ・デバイセズ、サクラテック社と非接触型振動センサー「miRadar® CbM」を共同開発

本製品はミリ波レーダー技術を応用し、機械共振の影響が無く、高精度で広帯域の振動測定を実現しました。さらに、高温になる機械など、対象物の環境影響を受けない点などが特長です。

プラント設備や機械メンテナンスにおいて、振動を測定することで状態監視を行う新しいメンテナンス方式「CbM/Condition-based Maintenance」(状態基準保全ともいう、以下CbM)が普及しつつあります。現在、CbMにおける振動測定の多くは、加速度センサーを機器に装着することで測定を行っています。加速度センサーを機械に装着する際、固定方法、バッテリーなどの重量物、ケーブルの取り回しなどが機械共振に影響しますが、これらは高周波振動(例:10kHz超)になるほど抑制が困難になります。さらに、機械自身が高温になる場合はセンサーの装着が困難などの課題がありました。

miRadar® CbMで実現した、ミリ波レーダーによる非接触センシングは、これらの課題解決に大きく貢献します。非接触で、数10ナノメーターの高精度な変位量測定、40kHz(100G時)までの高周波振動センシングが可能になりました。非接触のため、従来加速度センサーの装着が困難であった、高温になる機械などの測定も可能です。

サクラテック代表取締役の酒井文則氏は、次のように述べています。「今回、ミリ波レーダー技術で微小振動を捉える心拍・呼吸センサーの開発ノウハウを活かし、さらに周波数が高く、極微小な振動を非接触で解析するセンサーを発表することができました。本センサーは、より早く機械設備の故障予知が可能となり、機械設備の予知保全に役立つものと期待しています。」

miRadar® CbMの特長

  • 非接触計測距離(5m以下、距離は振動する機械の大きさに依存)
  • 高周波・広帯域計測(最大40kHz、100G時)
  • 極微小変位計測(最小30nm、振動ピーク検知時)
  • 機械共振の配慮が不要
  • 悪環境下測定(高温の機械も測定可)

本製品には、アナログ・デバイセズが新開発したミリ波レーダー・トランシーバが採用され、このトランシーバーが持つ、高速・高精度のFMCWランプ信号発生器が振動センサー性能に大きく貢献しました。

アナログ・デバイセズミリ波レーダー・トランシーバ製品の特長

  • 76~81GHzミリ波レーダー周波数に対応
  • 最大5GHzの周波数帯域幅
  • 3送信、4受信
  • フルデジタルPLL内蔵
  • 5GHzを10usで掃引可能な高速ランプ信号発生

本製品は、サクラテックと株式会社マクニカ アルティマ カンパニーより販売予定です。

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