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Littel Fuse News

リテルヒューズ、外部電源が不要となる業界初の高電圧光絶縁型負荷バイアスゲートドライバ「CPC1596」を発売

回路保護分野におけるグローバルリーダー、リテルヒューズ・インク (本社:米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ:LFUS) の日本法人であるLittelfuseジャパン合同会社(本社:東京都港区)は、外部電源を必要とせず、数十マイクロ秒オーダーの高速負荷ターンオンを実現する、業界初の高電圧光絶縁型MOSFETゲートドライバ「CPC1596」を本年9月中旬に発売します。

リテルヒューズ、外部電源が不要となる業界初の高電圧光絶縁型負荷バイアスゲートドライバ「CPC1596」を発売

標準的な太陽光発電(PV)ゲートドライバは、補助電源が不要なため、ソリッドステートリレー(SSR)の設計を簡素化することができます。しかし、出力電流がマイクロアンペアレンジであるため、外付けMOSFETのゲート電荷が大きくなるほど動作は遅くなり、要求の厳しい高速ターンオンのアプリケーション要件を満たすことが難しくなります。

「CPC1596」は、高速ターンオンスイッチ(通常40マイクロ秒)を実現しているため、設計者は外付けMOSFETを用いて、カスタムの高出力光絶縁型のDC専用またはAC/DCのSSRを構築することができます。製品独自の負荷バイアスオンボード回路を利用するだけで、簡単にスイッチング速度を上げることができるほか、負荷バイアスを使用すると、オプトゲートドライバの補助電源が不要になります。内蔵のレギュレーター回路により、負荷電源(最大570V)から取り出した電圧を調整して内部用の12.2Vに低減します。また、外付けのストレージコンデンサーを追加することで、MOSFETを適切に駆動するための定電圧制御が可能になります。

同製品は、当社の国内販売代理店を通じて販売します。

特長

  • 負荷バイアスを使用することで、外付けMOSFETの起動速度が向上
  • オプトゲートドライバの補助電源が不要に
  • AC、DCともに光絶縁型SSRアプリケーションに対応
  • より高出力のMOSFETを使用可能
  • 論理ポートからの制御が可能

製品紹介ビデオhttps://bcove.video/3gWixvl

用途
産業用制御機器、自動試験装置(ATE)、HVAC制御装置、医療機器、IoT(モノのインターネット)

仕様

  • 阻止電圧(V):600
  • 最小ゲート電圧(VGB)(V):14.4
  • 最大ゲート電圧(VGB)(V):16
  • 最小ゲート駆動電流(IG_SourceL)(mA):2
  • 最大ゲート駆動電流(ItG_sink)(mA):13
  • ターンオン時間(tON)(マイクロ秒):80
  • ターンオフ時間(tOFF)(マイクロ秒):600
  • 絶縁電圧(VIsO)(Vrms):3,750
  • パッケージ:8-pin DIP、8-pin SMT

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