BACnet/IPにデバイスをつなげる新型Anybus CompactComモジュール

Anybus CompactComファミリのこの新製品を使えば、BACnet/IPにすぐ接続できるようになります。このネットワークは、ビルのオートメーションやHVAC（排熱エアコンディショナー： Heating Ventilation AirConditioning）産業で有望な規格です。装置メーカーは、BACnet/IP に接続するのにAnybus CompactComを選択することで、BACnet/IP通信インターフェースを自社開発する場合と比べ最大70%のコスト削減を行うことができます。
「他の業界と同様、ビルオートメーションやHVACの業界は、工業用Ethernetへの移行を考えています。やBACnet/IPネットワークはこの業界で次の大きなトレンドとなりうるでしょう。Anybus CompactComを設置すると、デバイスメーカーはAnybusモジュールにただ切り替えるだけで、19種類の工業用ネットワークに直ちにつながるようになります。このことでデバイスメーカーにとって新しいビジネスチャンスが開け、市場はかなり広がると思います」、とHMS社組み込みソリューション製品ラインマネージャーであるレイフ・マームバーグ氏は述べています。

2ポートスイッチによってデバイスを簡単にネットワークにつなげる

Anybus CompactCom BACnet/IPには2ポートのスイッチが搭載されており、従来のフィールドバスのようなデイジーチェーンでデバイスをネットワークにつなぐことができます。外部スイッチを使って全てのデバイスを接続する必要はありません。今日たくさんのエンドユーザーがこれを望んでいます。

技術的な特長

Anybus CompactComモジュールは、BACnet/IPネットワークのサーバー（B-ASC)として機能します。ハウジングしている製品としていない製品があり、サイズはコンパクトフラッシュカード並みです。

ダイナミックなウェッブページや電子メール、FTPサーバーなどのウェブ機能を搭載しているおかげで、オンラインで統計をとったり、Anybusモジュールを搭載しているデバイスに関するお知らせメールなどの情報を得たりすることができます。例えば、デバイスが稼働している最中はいつでも電子メールを得られます。

搭載している2ポートスイッチは、RJ45コネクタと共に使う完全二重化の100Mbps Ethernetインターフェースを2本使えます。