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NORD Drivesystems

NORDの新しい工業用ギア・ユニットMAXXDRIVE® XT、ベルトコンベア・システムに最適

NORDの定評あるMAXXDRIVE工業用ギア・ユニットは、15~240 kNmという高い出力トルクを備え、撹拌機やベルト駆動、混合機、粉砕機、ドラムといった高負荷アプリケーションでの使用に最適です。今回、NORD DRIVESYSTEMSはこの工業用ギア・ユニットの新シリーズ(MAXXDRIVE® XT)を発売します。同シリーズは、実績あるモジュール・システムを、高い温度制限出力を必要とするアプリケーションに向けて最適化しました。

NORDの新しい工業用ギア・ユニットMAXXDRIVE® XT、ベルトコンベア・システムに最適

最新世代のMAXXDRIVE® XT工業用ギア・ユニットは、高い出力と同時に低い速度比を求めるアプリケーションに向けて特別に設計されています

 10年にわたってMAXXDRIVE工業用ギア・ユニットを提供してきたNORDは、今回、さらなる展開をはかりました。その最新世代は、用途に合わせて最適化した2段式直交軸ギア・ユニットで従来のシリーズを補います。新製品は、とりわけベルトコンベア・システムに適していますが、特定のアプリケーションに向けた特殊仕様にもお応え可能です。そのパワーと速度は、低速域で高い出力を必要とする産業分野に特化した設計としました。例えばバルク材産業や鉱工業などです。こうした分野では、泥や汚れに強く、厳しい使用条件でも信頼性の発揮する極めてロバストなソリューションが求められます。これには、最小限のメンテナンスで済む特殊なシール技術も必要となります。同じ理由から、外部冷却が不要という条件も必須です。

出力制限を高める冷却コンセプト

 MAXXDRIVE® XTシリーズの出力トルクは、速度比6.3~22.4のもとで15~75kNmです。またMAXXDRIVE® XT工業用ギア・ユニットには、出力50~1,500 kWの7サイズをご用意しました。従来の設計とは異なり、同シリーズはフィンを多く設け、軸流ファンを搭載したUNICASEハウジングを標準仕様として採用しています。表面積の拡大とカバーによる空気流のガイドによって、冷却エアの流れを最適化し、極めて高い温度制限出力を実現しています。そのため多くの場合に特別な冷却は必要ありません。さらに、大径のころ軸受けと軸間距離により負荷容量を高め、部品の長寿命化もはかりました。

経済性に優れたモジュール・システム

 すべてのNORD製駆動ソリューションは、モジュール・コンセプトを基に個々のお客様に応えられるように設計しています。目的にかなったモジュール・システムを構成すれば、コスト条件の厳しい産業分野にも魅力的なソリューションとなります。このモジュール・システムは、周波数インバータやモータから、ギア・ユニット、カップリング、ブレーキ・システムまで、それぞれに幅広く様々なオプションを用意した総合的な製品ラインナップがベースになっています。さらに、特別な用途に合わせた流体継手や、摩耗性のダストや腐食からシールリングを効果的に守るタコナイト・シールなどの機能によって、確実に円滑な運用ができるようにしています。

ネットワーク化による保守コンセプト

 NORDでは、特に重工業用ギア・ユニットに向けて、革新的な予知保全コンセプトも提供しています。周波数インバータを通じてネットワーク化されたNORDの駆動ユニットは、その状態データを制御システム経由、あるいはセキュリティ保護されたクラウドに直接送信します。さらに、オプションの振動モニタリング機能を使えば、状況の変化を早期に検出でき、予防保全を上手なタイミングで予定に組み込むことができます。さらに、こうした運転データの記録は、駆動系の連続的な状態モニタリングはもちろん、最適なシステムの構築を保証します。

NORD DRIVESYSTEMSは、ベルトコンベア・システムに最適な新しい工業用ギア・ユニットを発売します。さらに詳しく。
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