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PolyWorks 2026、クラウドベースの3D測定ワークフローを拡張

InnovMetricは、クラウドデータ管理、AI支援サポート、および幅広いデバイス互換性を組み合わせたソフトウェアを発表し、品質検査とデジタルスレッド統合の効率化を図る。

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PolyWorks 2026、クラウドベースの3D測定ワークフローを拡張

製造業における品質管理は、複数拠点やサプライヤー間で検査ワークフローを標準化できる接続型測定システムへの依存度が高まっている。このような背景のもと、InnovMetricのグループ企業であるPolyWorks Japanは、工業分野における検査および寸法解析向けの3D測定ソフトウェアスイートの新バージョンであるPolyWorks® 2026を発表した。

クラウド統合による検査データ管理の変化
PolyWorks® 2026は、DataLoop Cloud™によるSaaS型データ管理機能を導入し、自社サーバー構築を必要とせずに測定データを一元管理できる環境を提供する。この仕組みにより、安全なデータアクセスを維持しながら、導入の簡素化と運用・保守負担の低減が可能となる。

このアプローチは、設計・生産・品質プロセス間で検査データを連携させるデジタルスレッドの概念に対応している。測定エンジニアや品質管理担当者は、寸法検査プロセスを標準化し、国内外の複数拠点や外部サプライヤーと共有することで、分散型製造環境における一貫した運用を実現できる。

さらに、PolyWorks|Inspector™のライセンスおよび測定テンプレートは、カスタマイズ可能なユーザーインターフェースを通じて拠点間で共有可能となり、検査手順の同期と拠点間のばらつき低減に寄与する。

測定機器との互換性を拡張
本バージョンでは、より多様な計測機器への対応を拡張し、ユニバーサル測定プラットフォームとしての機能を強化している。これには、CTスキャンモジュールの対応が含まれ、実運用環境において複数部品の体積データに基づく自動検査が可能となる。

また、Webベースのデータアプリケーションにより、ハンドヘルドゲージや目視検査の結果を現場で直接取得し、システムへ統合できる。これにより、手動でのデータ転送を削減し、検査プロセスにおけるトレーサビリティを向上させる。

さらに、ポータブルなマルチラインスキャナーとのリアルタイム統合により、取得したスキャンデータをPolyWorks|Inspector™内で直接処理でき、データ転送やソフトウェア切り替えを不要とする。

加えて、高度な5軸プローブヘッドへの対応により、移動測位、タッチ測定、干渉解析といった機能をネイティブでサポートし、複雑形状や多軸測定への適用範囲を拡張している。

AIアシスタントによるユーザー支援
本リリースでは、MyPolyWorksユーザーポータルに統合されたAIベースのアシスタント「MyPolyWorks AI」が導入された。ユーザーは自身の言語で質問することで、関連ドキュメントへのリンクや推奨事項とともに、実務に即した回答をリアルタイムで得ることができる。

この機能により、技術的な問題解決の迅速化や、情報検索にかかる時間の削減が期待され、経験豊富な計測技術者から新規ユーザーまで幅広く利用できる。

製造プロセス全体でつながる測定データ
PolyWorks® 2026は、自動車、航空宇宙、精密製造などの分野において、複数拠点間で一貫したデータ運用が求められる検査プロセスに対応するよう設計されている。クラウドベースのデータ管理、拡張されたハードウェア互換性、AIによる支援機能を組み合わせることで、検査業務と製造プロセス全体の連携を強化する。

これらの機能は、標準化されたデータと相互運用可能なツールを通じて、トレーサビリティの向上、プロセスばらつきの低減、および製品検証サイクルの効率化を支えるデジタルサプライチェーンの中核として機能する。

Aishwarya Mambet(Induportals編集者)、AIの支援により編集。

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