Microchip、AI対応「MCPサーバ」を公開
製品データをAIツールへ直接提供し、開発効率を向上。
www.microchip.com

AIを活用した組み込みエンジニア向けソリューション開発への取り組みの一環として、Microchip Technology Incorporated(日本法人: 東京都港区浜松町、代表: 櫟晴彦 以下Microchip社)は本日、MCP (Model Context Protocol)サーバの運用を開始した事を発表しました。MCPサーバは、互換性のあるAIツールやLLM(大規模言語モデル)と直接接続し、これらのシステムが質問に回答するために必要なコンテキストを提供するAIインターフェイスです。MCPサーバを利用すると、簡単な会話形式の質問によって、製品の仕様、データシート、在庫情報、価格、リードタイム等、Microchip社が公開している最新の検証済みデータを入手できるようになります。
MCPサーバは、MCPのStreamable HTTP規格に基づいて設計されており、Copilot、AIチャットボット、LLMベースのIDE、エンタープライズAIエージェント等のAIクライアント向けに最適化された、コンテキストを認識した応答をJSONエンコード形式で提供します。このプラットフォームは幅広いアプリケーションをサポートしており、Microchip社の公開データを開発環境やインテリジェント アシスタントに直接統合できます。
Microchip社COO(最高執行責任者)のRich Simoncicは次のように述べています。「MCPサーバの運用開始は、Microchip社がAIに積極的に取り組んでおり、お客様の業務をより簡単にするAIベースのツールを提供している事を示す事例の1つです。Microchip社は、AIの力を活用して生産性を向上させ、イノベーションを推進する事に力を入れています。開発者が普段から使い慣れているAIプラットフォーム内で、検証済みの製品情報に即座にアクセスできるようにする事で、Microchip社ソリューションを使った設計のハードルを下げ、よりスムーズに進められるようにします」
MCPサーバは、信頼性の高い技術情報と調達情報を組み合わせる事によって、設計生産性を向上させ、自動化を容易にし、エンジニアがより迅速に開発を進め、より多くの情報に基づいた意思決定を行えるようにします。
MCPサーバの運用開始は、エンタープライズ エコシステム全体におけるデジタル トランスフォーメーションとAI活用の推進に対する、Microchip社の継続的な取り組みを裏付けるものです。Microchip MCPサーバは、ユーザーに対して無償で公開されています。エンドポイントHTMLにアクセスして利用を開始するには, を参照してください。
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