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SCALEXIO FSX – dSPACEリアルタイムHILプラットフォームの柔軟でスケーラブルなモジュール拡張
dSPACEのSCALEXIO FSXは、柔軟で拡張可能なHILテストを可能にし、最新の開発課題に対応する高度なモジュール型プラットフォームです。
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dSPACEはHIL(Hardware-in-the-Loop)アプリケーション向けSCALEXIOリアルタイムプラットフォームを拡張し、SCALEXIO FSX製品ラインを新たに追加しました。SCALEXIOリアルタイムシステムの製品群に追加されるSCALEXIO FSXは、電気的故障注入やシグナルコンディショニングが改良されており、カスタマイズによる拡張が可能となるため、標準化されたHILソリューションの範囲を大幅に拡大します。また、モジュール型アーキテクチャを採用しているため、スケーラブルなテストソリューションを簡単に構築でき、プロジェクト固有の要件に合わせてHILシステムをテストのたびに調整する時間を短縮できます。これにより、プロジェクトの進行とともにテストシステムの機能を「向上」させることができます。SCALEXIO HILシステムは、自動車、航空宇宙産業、およびその他の産業分野でリアルタイムアプリケーションの妥当性を確認するために設計されています。
SCALEXIO FSXを加えることにより、dSPACEはHIL製品ラインの柔軟性を高め、テストエンジニアに次のような多くのメリットをもたらします。モジュール型設計により、総合的なテストストラテジ範囲内のさまざまな要件に合わせてテストシステムをカスタマイズし、効率的に実装することができます。SCALEXIOは、特にシステム間のシームレスな移行に重点を置いています。このことは、リアルタイムアプリケーションだけでなく、システム構成も拡張し再利用できることを意味します。さらに、これらのシステムは取り扱いが簡単で、ハードウェアの変更や拡張をユーザ自身が行うことができます。
ハードウェアだけでなく、ソフトウェアもモジュール型の構造をしています。FSXは、External Device Editorを使用して設定し、ASAM-XIL API規格を介してシステムと制御にアクセスします。External Device Editorは、制御ユニットやその他の外部デバイスの接続に必要なピンの割り当てやケーブルハーネスの定義に使用します。
「SCALEXIO FSXを加えることにより、市場をリードする当社のHIL製品ラインの柔軟性が向上し、極めて動的な開発プロジェクトにおける最新の課題に対応することができます」と、dSPACEのChristian Wordehoff(Lead Business Field Manager HIL Testing)は説明しています。
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