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RTEをSPEに変換。最大1000m先への通信を実現するSPEメディアスイッチが新登場

netX 90 SoCの技術を用いた、ヒルシャーの新製品「SPEメディアスイッチ」で産業用通信をさらにスムーズに、シームレスに変換。

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RTEをSPEに変換。最大1000m先への通信を実現するSPEメディアスイッチが新登場

ヒルシャー・ジャパン株式会社 は、産業用リアルタイム・イーサネット(RTE)をシングルペアイーサネット(SPE)にシームレスに変換し、最大1000m先への通信を実現する「SPEメディアスイッチ」を2025年5月より日本国内で発売いたしました事を発表いたします。また本製品を、7月2日(水)愛知県・刈谷市と7月9日(水)東京都・港区にて開催される「産業オープンネット展2025」にて実機展示いたします。

本製品は、既存の産業用リアルタイム・イーサネット(RTE)を接続し、シングルペアイーサネット(SPE)に変換することで、離れた場所(最大1000m)へのセンサ、アクチュエータ等の設置を可能とするものです。また、クラウド・アクセスも可能となっています。

シングルペアイーサネット(SPE)とは?

  • 1ペア(2芯)ケーブルで通信および給電が可能な通信技術(10BASE-T1L)
  • 従来の4ペア(8芯)ケーブルで配線が難しい箇所での使用も可能
  • 電源ケーブルの資源削減の効果も
  • 最大1000mのケーブル長に対応

SPEメディアスイッチの特徴

  • SPEコネクタを接続するだけでOK
  • 般的なSPEコネクタタイプに対応 (IEC 63171-2 と IEC 63171-6)
  • 狭いスペースに最適なスリムなサイズ感(94x25x86mm)
  • 代表的な産業用リアルタイム・イーサネットである、PROFINET、EtherNet/IP、

Open Modbus/TCPに対応
トランスペアレント&コンフィグレーション・モードの2つの動作モード搭載

トランスペアレント・モードはシンプルなプラグアンドプレイ方式: 追加設定なしで使用が可能でコントローラの設定が不要。コンフィギュレーション・モードはネットワークマスタから認識され、専用フレームを受信。PROFINETまたはEtherNet/IPデバイス記述ファイルをPLCのコンフィグレーションツールにロードすることで、SPEメディアスイッチがプロジェクトにインポートされ、可視化されます。

レートリミッタ機能搭載
100Mbitリアルタイム・イーサネット(RTE)から10Mbitシングルペアイーサネット(SPE)への変換による大幅な帯域幅の減少により、高データ負荷時に制御不能なデータロスが発生する可能性があります。そのようなケースにおいては、レートリミッタ機能によりフレームの優先順位付けを設定することでデータを4段階に分けて送信してデータ損失を防ぎ、通信品質を確保します。

他社の高価なネットワークコンポーネントを追加しなくても、センサからクラウドまでシームレスな IPベース通信が可能になります。

仕様

  • 寸法(LxWxH) 94 x 25 x 86 mm
  • 重量 76 g
  • 動作電圧 18.3 ~ 30 VDC
  • 最大消費電力 792 mW
  • 動作温度 -25 ~ +75 °C
  • 保管温度 -40 ~ +85 °C
  • 相対湿度(結露なきこと) 10 ~ 95 %

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