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車載コミュニケーションゲートウェイ用のソフトウェア開発を加速する開発ボード「R-Car S4 Starter Kit」を発売

オープンな車載開発環境であるR-Car S4 Whitebox SDKと組み合わせることにより、早期にプロトタイプ開発が可能。

車載コミュニケーションゲートウェイ用のソフトウェア開発を加速する開発ボード「R-Car S4 Starter Kit」を発売
車載GW用のSW開発を加速するR-Car S4 Starter Kit

ルネサス エレクトロニクス株式会社は、このたび、車載コミュニケーションゲートウェイ用SoC(System on Chip)「R-Car S4」のソフトウェア開発用に、低価格で入手性に優れる開発ボード「R-Car S4 Starter Kit」を発売しました。R-Car S4は、クラウド通信と安全な車両制御を両立するために、高いコンピューティング性能と豊富な通信機能を搭載しています。従来、R-Car S4用には、評価ボードとソフトウェアを完備した開発環境「R-Car S4 Reference Board」を提供しておりましたが、より安価で入手しやすいボードへのニーズの高まりに応えてR-Car S4 Starter Kitを開発しました。これにより、カーサーバ、コミュニケーションゲートウェイ、コネクティビティモジュールなどの初期評価を容易にスタートできるようになり、アプリケーション開発を加速します。

R-Car S4 Starter Kitには、イーサネットTSNスイッチやCAN FDなどR-Car S4の主要なインタフェースや、4GB(ギガバイト)のLPDDR4、128GBのUFS(Universal Flash Storage)、64MB(メガバイト)のQuad SPIフラッシュなどのメモリを搭載しています。また、拡張コネクタを使用することにより、周辺機能を自由に拡張できるため、ユーザのニーズによってハードウェアのカスタマイズが可能です。

さらに、 R-Car S4用のオープンな車載開発環境である「R-Car S4 Whitebox SDK」が、今回新たにR-Car S4 Starter Kit に対応します(8月末予定)。R-Car S4 Whitebox SDK は、FoC(Free of Charge)のソフトウェアで構成されているため、ライセンス契約などの煩わしいプロセスを必要とせず、誰でも容易に使用することができます。OTA(Over The Air:ソフトウェアのアップデート)や、ネットワークセキュリティとしてIPS(Intrusion Prevention System:不正侵入防止システム)、IDS(Intrusion Detection System:不正侵入検知システム)など、ユースケースに合わせたサンプルソフトウェアやテストプログラム、リソースモニタリングツールも同梱しているため、様々な試作や評価が可能です。また、それらのサンプルソフトウェアをベースとして、ユーザ独自のアプリケーション開発にも利用できます。

R-Car S4 Starter Kitは主要な販売代理店から購入いただくか、ルネサスの営業所にお問い合わせください。R-Car S4 Starter Kitの詳細は、こちらをご覧ください。https://www.renesas.com/R-Car-S4-StarterKit

R-Car S4 Whitebox SDKの詳細は、こちらをご覧ください。https://www.renesas.com/whitebox-sdk

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