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ルネサス、RISC-V コアを搭載した音声認識用の 32 ビット ASSP を発表

産業および民生機器に、音声による操作機能を迅速かつコスト効率よく搭載可能。

ルネサス、RISC-V コアを搭載した音声認識用の 32 ビット ASSP を発表

ルネサス エレクトロニクス株式会社は、このたび、RISC-Vを搭載した組み込みプロセッサのポートフォリオを拡充し、音声認識HMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)システムに最適化した32ビットASSP(特定用途向け汎用製品)「R9A06G150」を発売、量産を開始しました。これは、住宅/商業ビルの自動化、家電製品、玩具、ヘルスケア機器などの開発の初期コストが低く、費用対効果が高く、すぐに運用できる音声認識ソリューションです。

新製品は、音声認識による操作を可能にするために、複数の言語とユーザ定義キーワードをサポートしています。そのプログラムは、顧客の設計を量産に結びつける能力を持つ独立系デザインハウス(IDH)が開発した専用のアプリケーションコードを使用してあらかじめASSPに書き込まれています。それらは、音声認識技術のエキスパートであるCyberon社と、組み込みソリューションに特化したシステムインテグレータであるOrbstar社が開発しました。また、SEGGER Microcontroller GmbHは、モータ制御用ASSPと同様に、Embedded StudioやJ-Linkなどのツール群により音声認識用ASSPをサポートします。

音声認識HMI ASSPソリューション「R9A06G150」の主な特長
  • DSP命令、浮動小数点演算をサポートし、コストを最適した、動作周波数100MHzのCPUを搭載
  • マイクやコーデックとのシームレスな接続を実現する、オーディオ専用PDM&SSI インタフェース搭載
  • 低価格のアナログマイクや出力に対応可能
  • アクティブ電流とスタンバイ電流の低減、バックグラウンド動作、SRAMパワーオフの選択、高速ウェイクアップ、低電力タイマなどの最適な組み合わせにより低消費電力を実現。これにより最終製品の省エネ化に貢献し、環境に配慮
  • SCI/UART、SPI、I3CまたはI2C経由の外部ホストI/Fによる制御
  • コスト効率を高める小型パッケージ対応(QFN 48、32、24)
  • 256KB(キロバイト)プログラムフラッシュ、128KB RAM、16KBデータフラッシュメモリを搭載
  • QSPIインタフェースで外部メモリ拡張が容易
  • 完全リファレンスキット:ハードウェア、ソフトウェア、ツール、ハードウェア/ソフトウェアのデータシート、GUIマニュアル、アプリケーションノート。

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