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Morgan Advanced Materials

モーガンのソリューションがスイスの交通システムを刷新・運行

チューリッヒの公共交通システムは性能が素晴らしいという評判で世界中の羨望の的となっています。市内を走るコブラ電車はベアリングの損傷を受け始めた頃、ノイズが高まり故障してシステム性能を下げる恐れがありました。何かしなければならないことは明らかでした。このソリューションを提供したのがモーガンアドバンストマテリアルズ(Morgan Advanced Materials)社でした。

モーガンのソリューションがスイスの交通システムを刷新・運行
2001年以来、チューリッヒで運行しているコブラ電車はモダンな低床型電車で、最高速度は時速70kmです。スイス最大の都市の交通インフラで活躍しています。しかし、時間がたつにつれ、ある部分のコブラの資源が異常に大きなノイズを出すようになりました。

そのダメージは、VFD(可変周波数駆動)で生じる電圧で引き起こされました。すなわち、ベアリングの潤滑油の抵抗がいったん大きくなりすぎると、この電圧はモーターの筐体に放電されやすくなります。このことでベアリングに溶けたような穴が掘られ、その大きさや数が徐々に増えていきます。このため、つや消し表面になり、穴だらけで溝が掘られたようになり、最終的にベアリングの故障になります。

この問題を解決する既存の方法を使うなら、チューリッヒの交通機構にとって保守とシステムの信頼性に大きなコストがかかりました。だからもっと良い解決法を探さなければなりませんでした。

チューリッヒのコブラ電車にぴったり合った製品は、新製品のエイギスSGR導電性マイクロファイバーでできたシャフトの接地ブラシです。モーガンアドバンストマテリアルズ社が提供したものです。今、これをコブラ電車に採り入れている最中で、3年以内に完成します。独自の交通エレクトロニクス技術をうことで、このブラシは不要な電流を接地に落とすようになります。これによってベアリングを損傷させないように保護します。このエイギスSGRはモーターの寿命を伸ばすというメリットもあり、現場でさえ取り付けることができます。これは入手可能な最も有効な接地ブラシです。保護機能を長く伸ばせるので保守は不要です。

エイギスSGRを、全てのコブラ電車に搭載する例が増えています。ベアリングに穴が開き溝が形成されることはなくなってきました。この結果、交通システムは、長時間十分動作しています。10年の寿命が期待され、継続中の測定・検査で実証されるでしょう。このことで保守コストは下がり、信頼性は改善されます。

モーガンアドバンストマテリアルズ社電気材料事業部門のマーチン・ダイス氏はこのプロジェクトが決まったことを喜んでいます。「チューリッヒの公共交通システムの評判はとても高く、それを維持することが出来て大変うれしいです。エイギスSGRによるメンテナンスフリーによってシステムを便利にしてくれる上に、長期的に渡り極めて致命的になったかもしれない問題をエレガントに解決してくれました」。

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