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Hainbuch

クランプ力ゲージTestit ― CNC制御装置を介してクランプ力を測定できる

ハインブッフとシーメンス社が提携

クランプ力ゲージTestit ― CNC制御装置を介してクランプ力を測定できる
写真:Hainbuch Testit.jpg
クランプ力測定デバイスTestitを使えば、クランプ力を精密に測定でき、生産性も向上します。


シーメンス社のSinumerik CNC制御装置は、50年以上にもわたり、工作機械というパートナーから最大限の生産性を引き出してきました。このたび、そのSinumerik CNCに、もう一つのパートナーが登場しました。当社ハインブッフ(Hainbuch)のソフトウェアTestitです。シーメンスCNC制御装置(Sinumerik 840 D sl plus PCU50)へのインストールには、データ・メディアが利用できます。したがって、別途ノートPCを用意する必要は一切ありません。そして、これからは“クランプ力の計算値”を頼りに加工を行う必要もなくな
ります。Testitなら、オペレーターの皆様は、クランプ力がいくらで、どこに働いており、クランプ装置の実際の稼働状況はどうかを常に知ることができるからです。こうしたクランプ力の把握は、安全規格DIN EN 1550で規定される“必須”の要件です。クランプ力ゲージTestitは、シーメンスCNC制御装置とともに、
クランプ装置の稼働状況の設定値と実際値を比較します。もし下限を下回れば警告メッセージが出力されます。いかがでしょうか、“使える”と思いませんか。

信用するのもいい。でも管理できれば最高

機械オペレーターやNCプログラマは、実習を通じて、ワークを破損しないよう、こうして作業するのだと教わってきました。たとえば、加工プロセスをプログラムするときは、ワーク損傷のリスクが最小限になるよう、安全対策を多く組み込んでおきなさい、と。しかし現実には、クランプ装置の把持力や、クランプシリンダそのもののクランプ力について利用できる測定データは、あいまいな参考値として得られるにすぎません。さらに、機械オペレーターなら、クランプ装置の把持力が、その今の整備状況やチャック回転中の遠心力にともなうクランプ力の低下にどれほど左右されるかをご存じでしょう。そのため、そうした便宜的な計算値には極めて懐疑的で、高い安全率を見込んでおくことになります。一方、たわみ易い部材の加工も極めて重要な問題です。こうした部材では、通常、その把持力の許容範囲がごくわずかしかありません。もしワークを強くクランプしすぎると、その弱い部材は過度に変形していまいます。一方、与えるクランプ力が小さいと、回転加工のセットアップとしては不十分なものとなります。

確かな結果を実現 ― マンドレルに対しても

しかしながら、市場のグローバル化には最適な加工プロセスが必要です。手強い競合他社を相手にするメーカーの皆様は、もう“フィーリング”だけに頼った生産を行ってはいられないでしょう。そこで、必要なのが
測定データです。Testitは、外径クランプに対し、回転中も十全に機能するだけでなく、内径を支えるマンドレルの把持力も精密に測定します。

主な利点

►内径および外径クランプのいずれでもクランプ力を測定可能
►回転中(最大回転数の範囲内)でも、非回転アプリケーションにも使用可能
►シーメンスCNC制御装置へのダイレクトな入力

  さらに詳しく…

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