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Seeqが、2つのエディションSeeq EnterpriseとSeeq Teamを発表

新しいバージョンは、個々の工場や設備から、複数の工場におよぶ企業規模での運用、クラウドの活用まで、エンドユーザーの幅広いニーズにお応えします。

Seeqが、2つのエディションSeeq EnterpriseとSeeq Teamを発表

製造業やIIoT向けの高度な分析ソフトウェアで市場をリードするSeeq Corporationから、Seeqの機能やアプリケーションの新しいパッケージとして、Seeq TeamおよびSeeq Enterpriseエディションをご案内します。これらのエディションは、たとえば地方自治体の水道事業から、多数の国にまたがって化学製品や医薬品、石油天然ガスなどの事業を営む企業まで、それぞれのお客様のニーズに応えます。

どちらのSeeqエディションも、プロセス産業のお客様に数百ものSeeqをお使いいただく中で培ってきた経験をすべて盛り込んだものとなっており、AWSあるいはMicrosoft AzureでのSaaSとして運用するのが最適です。製造業のお客様の場合、Seeqを使って高度な分析が行え、組織全体の生産や事業における業績向上のための知見が獲得できるようになります。

Seeq Serverから名称を変えたSeeq Cortexは、どちらのエディションにも含まれており、複数のソースと多様なデータの接続やセキュリティ、計算に関する拡張性など、主要な機能を担う実行エンジンとなっています。このSeeq Cortexは、お客様のデータアーキテクチャやIT仕様に即座に対応し、長期的なサポートにも確実に応えます。

「Seeq Cortexを使えば、既存のデータアーキテクチャやデータサイロをもとにした革新的な分析結果にすぐさまアクセスできます。同時に、お客様のデータ・ロードマップやクラウド戦略もサポートします。そのため、このCortexは世界中のお客様が活用する予測・診断・機械学習・記述統計のバックボーンとなっています」と、Seeq CorporationのCEOで共同設立者のSteve Sliwaは説明しています。

Cortexには以下のような強みがあります:
- 高速な接続性をともなうデータソースの抽象化は、履歴やSQLデータソースなどを含め、複数の多様な時系列データソースやコンテキスト・データソースに対応。
- 時系列に特化した高度な並列化エンジンによる計算速度が、データの補間やフィルタリング、クレンジング、モデリングを可能に。
- OSIsoft PIの統合で、タグレベルのアクセス制御によるデータセキュリティとユーザーのアクセス管理を実現できるうえ、それぞれの組織独自の管理ポリシーを適用することも可能。

Seeq Teamは、時系列データやコンテキストデータのソース数には制限がありますが、浄水場や発電所など単独の施設での新規導入に最適化なエディションとなっています。また、大きな組織であっても、その内部のワークショップとして初めてSeeqを利用するのにも適しています。Seeqを素早く簡単に導入して費用対効果が表れれば、既存のデータや技術を活用して生産実績を改善できるというメリットを実証いただけるでしょう。

Seeq Enterpriseは、単独とはいえ複雑な工場や多数にまたがる拠点、あるいは極めて多数のユーザーをともなう組織規模の導入に向けて設計したエディションです。データレイクやERPシステムなどより複合的なデータソースに対応するとともに、デジタル・トランスフォーメーションに向けた取組みを推進するOT/ITの各データ分析チームを統合できる機能も備えています。Seeq Enterpriseだけの機能として、次のような機能が盛り込まれています:

- Jupyter Notebookをもとに構築したSeeq Data Labにより、PythonからSeeqの機能やオープンソースのモジュールやアルゴリズムの広範なライブラリに簡単にアクセスできる。
- 無制限のSeeqユーザー数:Seeq Enterpriseは、ユーザー数に制限がありません。
- より多くの複雑なデータソースに対応:Seeq Enterpriseでは、データレイクやERP、NoSQLデータベースなどを含め、最大10個のデータソースに対する接続をサポート。
- 監査証跡のサポート:Seeq Enterpriseには、CFR Part 11をサポートするなど、規制を受ける産業分野のお客様に向けた機能や管理ツールもある。
- データ可視化ツール:Seeq Enterpriseは、Tableau やPowerBI、Spotfire、OSIsoft PI Vision などBI処理アプリケーションによるデータ統合をサポート。

Seeq Enterpriseでは、大規模な導入のサポートに加えて、REST APIやJava・C#・Python向けの関連SDKによるSeeqの間接利用のほか、10個以上の社内データソースへのSeeq接続性に対応したライセンスオプションもご用意しています。このSeeq Strategic Agreemenというライセンスは、これらの機能を必要とするお客様や、組織内において複数年にわたるSeeqの活用を行いたいと考えるお客様に適しています。

「Seeqは、プロセス産業やインダストリー4.0への取組みにおいてエンドユーザーに魅力ある分析ソリューションのリリースを続けています。Seeqが提供する高速で優れた分析情報に対するニーズは、IIoTやスマート・マニュファクチャリングに投資を行う組織が求めてやまないものです」と、ARC Advisory Group社の首席アナリストJanice Abel氏は述べています。

Seeqの急速な成長の一因は、その豊かな協力企業との関係とクラウドベースの処理を重視する姿勢にあります。Seeqは、AWS Marketplaceから入手でき、AWS Industrial Competency Partnerともなっています。一方、2019年からはMicrosoft AzureでもAzure Marketplaceを通じて入手できるようになり、昨年は2020 Microsoft Energy Partnerの年間ファイナリストとして認められました。

Seeqは、システムインテグレータのグローバルな提携ネットワークを通じて、全世界でご利用いただけます。この提携ネットワークでは、北米および欧州における直営の販売店とともに、Seeqのトレーニングや拡張サポートにもお応えしています。Seeqについて、詳しくはseeq.comをご覧ください。

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