NORDは新製品と戦略的投資を拡大しています

NORD-Condition-Monitoring.jpg：インダストリー4.0対応の駆動ソリューションに向けて技術革新を進めながら、戦略的な投資を行うことで、昨年NORD DRIVESYSTEMSは売上を7.5億ユーロにまで伸ばしました。

現在、NORD DRIVESYSTEMSは中国・蘇州にある事業所の規模を2,400 m²拡大するとともに、米国ワウナキー工場では産業用ギヤユニットの組立・物流エリアのほか塗装部門の拡張を進めています。一方、ポーランド・ビエフリツェにはモータの新工場が完成し、生産能力が大きく拡大しました。およそ10,000 m²におよぶ生産エリアで、モータの組立やステータの製造が本格的に始まっています。また、この新工場からわずか40kmの距離にあるポーランドのノバ・スル工場でも、その建屋を製造・組立・物流のために10,000 m²拡張中であり、2020年末の完成を見込んでいます。さらに2021年の年明けからは、ドイツ・バルクテハイデ工場において、小物部品の自動倉庫とピッキングステーションに加え、関連資材の受入れ・発送エリアを備えた物流センターの建設を始める予定です。

　昨年、NORD DRIVESYSTEMSは駆動技術に関する広範な革新的製品の投入を果たしました。競争力の高い製品ラインナップ拡充によって、インダストリー4.0対応やエネルギー効率の向上、さらにはNORD製駆動ソリューションの応用範囲の多様化など、機能上の重要な側面に取り組みました。たとえば、新しいNORDAC PRO SK 500Pは、周波数インバータの技術革新において一つの時代を画する製品として、最高の機能性・接続性・モジュール性を実現しています。特性や性能面で機能は向上しましたが、この新世代インバータでも実績あるNORDACパラメータ構造を継承していますので、物理的にも機能的にも後方互換性を備えています。

　ほかにも効率レベルIE5+（IE5を超える）の新しい同期モータで、電気モータのラインナップを補いました。あらゆる運用場面において安定した効率を発揮することから、特に使用機種の削減やイントラロジスティクスでの利用に適しています。またNORDCON APPも駆動技術の様々なユーザーから注目を集めています。このアプリによって初めて、NORDの駆動機器すべてにおいてモバイル式のコミッショニング/運用ソリューションが整い、設置から保守やトラブルシューティングまで迅速に行えるようになりました。一方、高負荷な使用条件をともなう産業分野に向けては、産業用ギヤユニットMAXXDRIVEシリーズを新しいMAXXDRIVE^® XTで拡充し、高い温度制限出力を必要とするアプリケーションにもMAXXDRIVEという実績あるモジュール・システムで最適に応えられるようにしました。

　同時に状態モニタリングや予知保全に対するコンセプトが、こうした製品ラインナップの拡大の十全性を高めています。このコンセプトによってNORDでは、小型のギヤードモータから大型の産業用ギヤユニットまで、不適切な稼働状態を早期に検出できる経済的なソリューションを整えることが可能になりました。

　NORD DRIVESYSTEMSは55年以上の長きにわたり、産業界の頼れるパートナーを自負してきました。中規模ながら安定した同族経営企業のNORDは駆動技術分野における新しい革新的な製品やサービスソリューションを一貫して開発しています。世界36カ国では100種以上におよぶ産業分野のお客様に能力豊かなエンジニアがアドバイスを行うほか、ドイツを始めとする欧州やアジア、北米でも確かな生産・物流体制を築いています。こうした世界中の製造・サービス拠点を通じて、困難な社会情勢のもとでも変わらぬ安定性を保っています。

NORD-Industriegetriebe-MAXXDRIVE-XT.jpg：産業用ギヤユニットMAXXDRIVEシリーズを新しいMAXXDRIVE^® XTで拡充し、高い温度制限出力を必要とするアプリケーションにもMAXXDRIVEという実績あるモジュール・システムで最適に応えられるようにしました。

Meta description: Getriebebau NORD GmbH & Co. KGは、2019年の会計年度も確かな成長を遂げ、厳しい社会情勢でも効果的な投資によって優れたポジションにあるものと考えています。