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SOURIAU – SUNBANK Connection Technologies

 スリオは、仏サルトとモロッコの当社工場間で部品を輸送するのに、ワールドワイドに運送・物流ソリューションを提供するDachser社の仏ヴァンデ営業所と15年以上提携してきました。2018年4月からは、Dachser社とともに新しいビジネスモデルを開発し、コストと時間を削減しながら生産性を高める取り組みを行っています。両社の緊密な連携から、トレーラーの積荷スペースをシェアして輸送効率を高めるというアイデアが生まれました。その考え方はシンプルです。モロッコに輸送したい荷物を数社から集め同じトレーラーに合積みし積載率を高めます。これによりDachser社は他の企業にも多くの輸送便を提案して空きスペースを減らし、、送り主あたりのコストを抑制できます。
 
「従来は専用のトラックを使って往復させていました。それを積合せ輸送に変えて、週に1往復、さらに2往復へと徐々に拡大をはかりました。しかし、発送の平均待ち時間が84時間と、当社にとっては長すぎです。そこで、無駄のない運営を目指すという考えから、物流フローの改善と確実性を向上できるソリューションを検討しました」と、スリオ – サンバンクの物流マネージャーSylvain GUITTETは説明しています。
 
確かな信頼関係から
 Dachser社とは地理的に近いことに加え、15年以上も取引してきたことが、こうした現状の改善に対する協力へと発展しまた。検討を重ねた結果、輸送時間は60時間から72時間へと延びるものの週2回の発送を4回へと増便する案がまとまりました。
 
 そのメリットは、スリオにとって大変重要です。約2日という発送間の待ち時間を短縮できる上、荷物の98%以上を時間通りに受け取れて信頼性も高まりました。荷物の遅延が製造ラインに影響し、そのまま大きな営業損失になることを考えると、たとえリードタイムが長くなったとしても信頼性が優先です。
 
取組みの成果
 この取組みから、発送の待ち時間が50%減の平均42時間へと短縮され、生産リードタイムを最大限に活用できるようになりました。さらに、フランスとモロッコの両工場で業務が円滑になったことで、荷物の積込み・積下ろしの作業時間も合理化できました。週2回の発送では、積込み・積下ろし時に作業量が急増し、その間は手が空くという状況が続いていました。これに対して作業負荷が軽減され円滑になったことで、従業員の安全性や作業の正確さも改善されています。
 
 こうした物流アジャイル化(物流の機敏性)への改革と移行は、運送企業とその利用者はもとより、環境にとっても大きなメリットがあります。

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