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HMS Industrial Networks AB

  HMSインダストリアルネットワークスABが、ドイツの企業Beck IPC GmbHを買収

HMSインダストリアルネットワークスは、ドイツ・ヴェツラーに本社を置くBeck IPC GmbHの全株式を取得しました。Beck IPCは、IIoT向けソリューションを含め、組み込み制御および産業用M2M通信の技術とソリューションを提供するリーディングプロバイダーです。

  HMSインダストリアルネットワークスABが、ドイツの企業Beck IPC GmbHを買収
その基板技術であるIPC@CHIP®は、Beck IPCがOEMメーカー様に提供する製品のコア技術です。Beck IPCは、このIPC@CHIP®を用いて、コンパクトかつプログラマブルな組み込み用プラットフォームソリューションをチップの導入形態で提供しています。IPC@CHIP®は、組み込みIIoTアプリケーションに向けて特別に設計されており、PLCや通信コントローラー、あるいはその両方として使用できるため、OEMメーカー様は少ない開発工数と短い製品化時間でIIoTソリューションを開発することが可能になります。

さらにBeck IPCのポートフォリオには、総合的なcom.tom®ゲートウェイシリーズと専用クラウドポータルが含まれます。このcom.tom®ゲートウェイは、IIoTアプリケーションのための産業用ネットワーキングとエッジゲートウェイの広範な製品ラインナップとして、工場やプロセスの自動化に応えています。またクラウドポータルからは、容易なIIoTアプリケーションの構築に必要な全要素が提供されています。そうして構築したIIoTアプリケーションでは、com.tom®クラウドブローカーが、あらゆる設定やセキュリティ面を含めて、すべてのインバウンド/アウトバウンドデータを管理してくれます。

HMSインダストリアルネットワークスCEOのStaffan Dahlströmは、次のように説明しています。「特に組み込み製品に関わるBeck IPCのノウハウやハードウェアとソフトウェアは、IIoT分野におけるHMSの戦略を強化するうえで基本となる重要な要素です。Beck IPCの製品とサービスのポートフォリオによって、既存のAnybus®、IXXAT®、eWON®という各ソリューションが補完され、産業アプリケーション向け通信ソリューションのリーディングサプライヤという当社のポジションがさらに強固になります」。

一方、Beck IPC GmbHのマネージングディレクターThomas Schumacher氏は次のように話します。「HMSに加わることに大きな期待を寄せています。私どもが技術を補い合えば、ともにIIoT分野で本当に魅力あるソリューションを提供できるようになるうえ、HMSの世界的な販売体制によってグローバル市場への道が確立するからです」。

収益面では、Beck IPC GmbHの2018年の売上高は6~700万ユーロにのぼるとみられ、これがHMSの売上高の伸びに加わります。

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