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アンリツ、AI QoS検証向け5G測定基盤を提供

MediaTekのAIアクセラレーション技術をMT8000Aでエンドツーエンド検証、低遅延通信性能を確認。

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アンリツ、AI QoS検証向け5G測定基盤を提供

オンラインゲーム、XR、遠隔操作、ライブ配信などの分野では、5Gおよび将来の6Gを見据えた超低遅延通信と高度な通信品質最適化が求められています。アンリツ株式会社は、MediaTek社のT930 5G CPEプラットフォームに搭載されたAI QoSおよびAI L4S技術の検証を、5G端末向け測定器「MT8000A」を用いて実施し、AIアクセラレーションによる低遅延通信性能を確認しました。

本検証では、クライアント端末とゲームサーバー間をT930 5G CPEプラットフォームおよびMT8000Aを介して接続し、クラウドゲーミング環境を再現しました。エンドツーエンドでの通信経路において、AIを活用したQoS制御およびL4S(Low Latency, Low Loss, Scalable Throughput)技術による遅延最適化効果を評価しています。

AI QoSおよびAI L4Sによる低遅延通信の最適化
MediaTek社のインテリジェントCPEプラットフォームに実装されたAI QoSおよびAI L4Sは、トラフィック特性をリアルタイムで解析し、遅延補償および帯域制御を高度化する技術です。これにより、オンラインゲームなど遅延に敏感なアプリケーションにおいて、通信遅延やパケットロスの影響を低減し、ユーザー体験の向上を図ります。

5Gの高度化や将来的な6G技術の進展に伴い、エッジコンピューティングやクラウド処理を前提としたアプリケーションが拡大しています。特に、XR、ドローンの遠隔操作、ライブコマースなどでは、エンドツーエンドの低遅延通信と安定したスループットの確保が重要な要件となります。今回の検証は、こうした次世代アプリケーションに向けた通信品質最適化技術の実用性を確認するものです。

MT8000Aによるエンドツーエンド検証環境の構築
アンリツのラジオコミュニケーションテストステーションMT8000Aは、スマートフォン、タブレット、IoTモジュール、チップセットなど幅広いモバイルデバイスの研究開発向けに設計された測定プラットフォームです。5G NR(FR1/FR2)、NR NTN、LTEなど複数の通信方式に対応し、RFキャリブレーションから各種プロトコル・性能評価までを1台で効率的に実施できます。

さらに、最新のRFハードウェアによりFR3(最大16 GHz)にも対応しており、6Gを見据えた検証基盤として拡張性を備えています。今回の実証では、MT8000Aを活用してクラウドゲーミング環境を高精度に再現し、AIアクセラレーション技術の通信遅延およびQoS制御性能を定量的に評価しました。

MWC 2026でのデモ展示
本技術は、MWC 2026におけるMediaTek社ブースにてデモ動画として紹介される予定です。MT8000Aを用いたクラウドゲーミング環境のシミュレーションを通じて、AI QoSおよびAI L4S技術がユーザー体験に与える影響を具体的に示します。

アンリツは、5Gおよび将来の6G通信に対応した測定ソリューションを通じて、AIを活用した通信品質最適化技術の研究開発と実用化を支援しています。

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