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モビリティ電動化評価を支える計測・電源基盤

アンリツ株式会社は、電動化開発に向けた計測・電源ソリューションをオートモーティブ ワールドで展示する。

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モビリティ電動化評価を支える計測・電源基盤

アンリツ株式会社は、2026年1月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される**第18回 オートモーティブ ワールド**に出展し、モビリティ電動化の開発・評価環境構築を支援する計測・データ収集ソリューションおよび双方向直流電源を紹介する。

電動化開発における評価環境の高度化
EVや電動パワートレインの開発では、モータ、インバータ、バッテリといった要素を個別に評価するだけでなく、システム全体としての効率、応答性、信頼性を定量的に把握することが求められている。特に、電力変換器や駆動系の効率評価では、多チャネル・高速サンプリングによる電力解析と、実車条件に近い試験環境の両立が重要となる。

アンリツは、DEWETRONの計測・データ収集技術と、高砂製作所の双方向直流電源を組み合わせることで、開発初期の試作評価から量産検証までをカバーする評価基盤を提案する。

据置型データ収集による電力解析
展示される据置型データ収集ソリューション「DEWE3-PA8」は、最大64チャネルのアナログ入力に対応し、最大16系統の異なる電力相を同時に解析できる構成を備える。サンプリング速度は最大10MS/s、帯域幅は5MHzで、電流トランスデューサ用電源も内蔵している。

これにより、インバータや電動パワートレインにおける電圧・電流波形を高精度に取得し、損失や効率を定量的に評価することが可能となる。ブースでは、テストベンチ環境を想定したモータ測定のデモンストレーションが行われる。

フィールド試験を想定した可搬型計測
可搬型データ収集ソリューション「DEWE3-A4」は、DC電源およびバッテリ駆動に対応したオールインワンモデルで、最大32チャネルの計測が可能である。タッチスクリーンを採用し、現場での操作性を考慮した設計となっている。

EVの実走行試験、充電スタンドでの評価、再生可能エネルギー設備のフィールド試験など、据置型では対応しにくい動的な試験環境での活用が想定されている。展示ブースでは実機の動態展示が行われ、操作感や可搬性を確認できる。

双方向直流電源によるEV試験環境の再現
アンリツグループの高砂製作所は、EVパワートレイン開発向けに双方向直流電源「RZ-X2/RZ-XA」と、バッテリやモータを模擬するソフトウェア「LinkAnyArtsシリーズ」を展示する。

双方向直流電源は、電源としての供給機能と負荷としての吸収機能を兼ね備えており、実車に近い電力の入出力挙動を試験環境で再現できる。これにより、試作段階から量産検証に至るまで、一貫した条件での評価が可能となる。

電動化評価基盤としての位置付け
今回の展示は、計測・データ収集と電源システムを組み合わせることで、電動化開発に必要な評価要素を包括的にカバーする点に特徴がある。高精度な電力解析と、実機に近い試験条件の再現を両立することで、設計検証の効率化と評価結果の信頼性向上に寄与する構成といえる。

アンリツは、モビリティ電動化の進展に伴い高度化する評価ニーズに対し、計測技術を基盤とした開発支援を継続していくとしている。

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