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アルミ加工向けフライスインサートの性能強化
株式会社タンガロイは、軽量金属加工における面品位と工具寿命の安定化を目的に、フライスカッタ用インサートDS2000シリーズを拡充する。
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株式会社タンガロイは、アルミニウムおよび非鉄金属加工向けフライスカッタ用インサート「DS2000シリーズ」を拡充し、2026年1月5日より全国で発売する。高硬度DLCコーティングによる耐溶着性の向上を通じて、仕上げ面品質と工具寿命の安定化を図り、生産性向上と加工コスト低減に対応する。
軽量化を背景とした加工ニーズの変化
自動車、航空宇宙、半導体、ロボット、建材分野では、軽量化とエネルギー効率向上を目的に、アルミニウム合金や各種非鉄金属の採用が拡大している。これに伴い、高い寸法精度と安定した表面品質を維持しながら、加工能率を高める切削工具への要求が強まっている。
特に量産工程では、加工サイクル短縮と工具交換頻度の低減が生産性に直結するため、工具寿命のばらつきを抑えた安定加工が重要な評価指標となっている。
アルミ・非鉄加工における技術的課題
アルミニウムは被削性に優れる一方で、切削時に溶着や構成刃先が発生しやすく、仕上げ面の悪化や突発的な工具摩耗を引き起こす要因となる。また、バリの発生や切りくず処理の不安定さは、後工程の負荷増大や品質ばらつきにつながる。
このため、市場では耐溶着性を高めつつ、刃先の鋭利さを長時間維持できる工具仕様が求められている。
DS2000シリーズの設計思想と技術特性
DS2000シリーズは、アルミ・非鉄金属加工に特化した刃先設計とDLCコーティングを組み合わせることで、切削時の溶着を抑制する構成を採用している。高硬度DLCコーティングは、低摩擦特性と耐摩耗性を両立し、刃先の摩耗進行を抑えながら安定した切削状態を維持する。
これにより、加工面の粗さ悪化を抑制し、高品位な仕上げ面を長時間確保できる点が特徴である。
生産性とコストの両立
耐溶着性と工具寿命の安定化は、工具交換回数の削減や加工条件の最適化につながる。DS2000シリーズは、高精度加工を前提とした安定切削を可能とすることで、加工停止時間の低減とトータル加工コストの抑制に寄与する。
軽量部品の高精度加工を求められる量産ラインや、高品位な外観品質が要求される部品加工において、工程全体の効率向上を支える工具として位置付けられる。
適用分野と市場での位置付け
DS2000シリーズは、自動車部品、航空機構造部品、半導体製造装置、産業用ロボット部品、建材部品など、アルミニウムおよび非鉄金属を多用する分野を主な対象としている。軽量化と高精度加工を両立させる切削工具として、今後の高効率生産を支える選択肢の一つといえる。
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