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リテルヒューズ、高効率パワー制御向け絶縁型ゲートドライバ「IX3407B」を発表

最大7A出力と2.5kV容量性絶縁、高CMTI(150kV/µs)、保護機能を備え、高電圧環境での信頼性ある動作を実現。

  www.littelfuse.com
リテルヒューズ、高効率パワー制御向け絶縁型ゲートドライバ「IX3407B」を発表

持続可能な社会と安全な暮らしを支える工業技術を提供するグローバル企業リテルヒューズ・インク の日本法人Littelfuseジャパン合同会社 は、高電圧アプリケーションにおいて高速スイッチング性能、システム設計の簡素化を実現する、シングルチャネルのガルバニック絶縁型ゲートドライバ「IX3407Bシリーズ」を10月中旬に発売します。

「IX3407Bシリーズ」は、個別の出力ピンを通じて最大7Aのピーク出力電流(ソース/シンク)を提供し、リテルヒューズ独自の2.5 kV容量性絶縁技術を統合することで、堅牢な信号品質と安全性を確保します。短い伝搬遅延、高いコモンモード過渡耐性(CMTI)、優れた熱的安定性を備え、広範なスイッチング周波数および温度範囲において効率的かつ信頼性の高い動作を可能にします。

「IX3407Bシリーズ」を使用することで、より安全でコンパクト、かつ効率的なパワーシステムの設計が可能です。太陽光インバーター、モータードライブ、産業用オートメーション、高効率UPSシステムなどの成長市場において、開発期間の短縮とシステムのコスト削減に貢献します。

本シリーズは、制御部とドライバ部間にガルバニック絶縁を提供することで、従来のフォトカプラやトランスによる絶縁を必要とせずに、低電圧ロジックと高電圧パワーデバイスのインターフェース設計の課題を解決します。これにより、基板スペース、部品点数、システムの複雑さが削減され、設計の自由度と信頼性が向上します。

特長
  • 個別の出力ピンによる最大7Aのピーク出力(ソース/シンク)で正確なゲート制御を実現
  • 2.5 kVrms容量性絶縁により、堅牢な電気的分離と高速な信号伝送が可能
  • TTL/CMOSロジック互換性(3.3 Vしきい値)、VCCまでの入力電圧を確保
  • ASD(アクティブシャットダウン)およびUVLO(低電圧ロックアウト)による保護
  • 高CMTI (150 kV/us)でノイズの多い産業環境に対応
  • 幅広い出力電源範囲(13 V~35 V)でSi / SiC MOSFETやIGBTに対応

市場とアプリケーション
「IX3407Bシリーズ」は産業用途や再生可能エネルギーの用途に幅広く対応します。
  • AC、ブラシレスDCモータードライブ
  • 太陽光インバーター、蓄電システム
  • 高電圧DC-DCコンバーター
  • LLC、トーテムポールPFCの電源ステージ
  • 誘導加熱装置、溶接機、UPS
  • 建物/工場のオートメーションシステム
仕様
  • ICパッケージタイプ:SOIC-8
  • 不感時間:該当なし
  • ピーク駆動電流:7
  • 出力タイプ:ソースピンとシンクピンを分離
  • ソースピーク駆動電流(代表値):7
  • 出力抵抗ソース/シンク (Ω):0.75 / 0.63
  • ロジック構成:2.0 V / 0.8 V
  • イネーブル機能:該当なし
  • UVLO最大しきい値(V):10.5
  • 伝播遅延時間 tON(ns):154
  • 立ち上がり時間 tr(ns):10
  • スイッチング速度 ton / toff(ns):10
  • 立ち下がり時間 tf(ns):10
  • 入力制御電流(mA):2.35
  • 絶縁耐圧(VRMS):2500

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