ABBロボティクス、RobotStudioに生成AIアシスタント機能を追加

ABBロボティクスは、業界をリードするRobotStudio^® Suiteに新たにRobotStudio AIアシスタントを追加し、生成AIの力を活用してロボットプログラミングをより迅速で簡単、より身近なものにしました。

ABBロボティクス ディビジョンプレジデントのマーク・セグーラは次のように述べています。「これは、AIの革新と商用化に向けた10年にわたる取り組みにおける最新のステップであり、ロボットの汎用性を高め、従来の製造業以外での活用を促進することで、お客様にさらなる価値を提供するものです。ロボット分野におけるAIの需要は、柔軟性の拡大、立ち上げ期間の短期化、そしてロボットのプログラミングや操作に必要な専門スキルの不足によって高まっています。RobotStudioは、ロボットのプログラミングや立ち上げにかかる時間と労力を削減するツールとして広く認知されています。今回、生成AIアシスタントを追加することで、その利点を経験の浅いユーザーにも拡大し、またエキスパートが技術的課題をより迅速に解決できるよう支援します」

大規模言語モデル（LLM）により、人間の言語を理解・解釈する機能を備えたRobotStudio AI Assistantは、ABBの豊富なマニュアルやドキュメントライブラリを活用し、質問に対して高品質で文脈に即した回答を提供します。これにより、ユーザーはより迅速に設定を行い、技術的な課題や疑問に素早く対応できるようになります。

ABBはRobotStudioのアクセシビリティ向上により、これまでロボットによる自動化の導入に必要な専門知識が不足していた中小企業、スタートアップ企業が直面する課題に直接取り組みます。RobotStudioのクラウドホスト型オフラインプログラミング環境でAIアシスタントを使用することで、学生や若手技術者のスキル習得に最適なトレーニングツールとしても機能します。

RobotStudioは世界で最も広く使用されているロボットプログラミングおよびシミュレーションツールであり、チームが場所やデバイスを問わずリアルタイムで共同作業を行うことを可能にします。自動パスプランニングなどの機能により、自動化プロセスにおいて生産性を最適化しながら、お客様のエネルギー使用量と廃棄物の削減にも貢献します。

AI Assistantの追加により、ABBはロボットプログラミングの経験に関係なく、多くの人が手軽にプログラミングを行いやすい環境を構築します。

よりシンプルでインテリジェントな人間と機械の相互作用は、ABBロボティクスが目指す次世代のAutonomous Versatile Robotics（自律型汎用ロボット AVR™）のビジョンの中心において中核をなすものです。

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