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Microchip、冗長機能を備えたLAN9645x Ethernetスイッチを発表

複数のポート構成、Linux DSA、PTPをサポートするLAN9645xF/Sデバイスは、産業、航空宇宙、防衛、データセンター、サステナビリティ分野向けに柔軟でコスト効率の高いネットワーキングを実現します。

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Microchip、冗長機能を備えたLAN9645x Ethernetスイッチを発表

Ethernetテクノロジは産業用機器のリアルタイム接続および制御に必要な信頼性の高い高速通信を提供します。また、高い拡張性と柔軟性を持ち、TSNなどのプロトコルにも対応できるため、要求の厳しい産業用環境でシームレスな統合を実現します。Microchip Technology Incorporated は、マルチポート構成と機能オプションで信頼性と柔軟性を最大化する、次世代のLAN9645xFおよびLAN9645xS Gigabit Ethernetスイッチ の発売を発表しました。

LAN9645xF/Sスイッチは、特定のアプリケーション ニーズに対応できるように複数の構成で提供されています。また、5ポート/7ポート/9ポートから選択可能で、最大5つの内蔵10/100/1000BASE-T PHYを搭載しています。さらに、スタンドアロンのアンマネージド システム構成、または接続ホストでLinux(R) DSA (Distributed Switch Architecture)を完全サポートしたマネージドモードのどちらでも動作することができるため、より柔軟性の高い運用を可能にします。

LAN9645xFデバイスは、マネージドモードでの動作時に、TSN (Time-Sensitive Networking)やAVB(オーディオ/ビデオブリッジ)等の優れた機能をサポートします。また、PRP (Parallel Redundancy Protocol)とHSR (High-availability Seamless Redundancy)に関するIEC 62439-3規格に準拠した冗長性によりネットワークの信頼性が強化されるため、障害発生時でもシームレスなフェイルオーバーとゼロパケットロスを実現します。一方、LAN9645xSデバイスは、標準的なEthernetスイッチング機能と一部のPTP(高精度時刻同期プロトコル)をサポートしており、低コストのアンマネージド スイッチとして使う場合に最適です。

Microchip社のネットワーキングおよび通信事業部門副社長のCharlie Forniは次のように述べています。「Microchip社のLAN9645x F/Sデバイスには多数の機能が1つのソリューションとして集約されているため、お客様はシステムコストを削減しながら先進のTSN機能と冗長性機能を実装できます。お客様が産業用ネットワークを容易に設計して実装できるようにするため、Microchip社はグローバル技術サポートと充実した開発ツールを通じて製品を支えています」

Microchip社のLAN9645xF/Sは、産業用Ethernetアプリケーションに加え、航空宇宙/防衛、データセンター、持続可能性等の市場向けに、適応力に優れた高性能ネットワーク ソリューションを提供します。また、これらのEthernetデバイスはMCU、メモリ、タイミング ソリューションを含むMicrochip社のエコシステムとシームレスに統合できるため、要求の厳しい環境で信頼性の高いスケーラブルなネットワークを実現します。

開発ツール
LAN9645xFおよびLAN9645xSスイッチは、互換性のあるCuriosity EVB(評価用ボード)と組み合わせて使うためのLAN96459 EDS2ドータカード(EV14H52A) 、およびアンマネージドのデモに対応するLAN96459アンマネージド ベースボード(EV03E14A)でサポートされています。LAN96459 EDS2ドータカードは、ホストのCuriosity EVBと共に使う場合、Linux(R) DSA (Distributed Switch Architecture)ソフトウェアを利用します。

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