ODVAは、2021年4月に公開するDeviceNet®およびControlNet®の仕様書において、ODVAでは「マスタ(master)」と「スレーブ(slave)」という用語の使用を変更します。今後、ODVAネットワークの機器開発の皆様にはこうした機能の記述に際して、Modbus®デバイスの統合を含むEtherNet/IPの場合は「クライアント(client)とサーバ(server)」、DeviceNetの場合は「コントローラ(controller)とデバイス(device)」、ControlNetの場合は「システム・タイム・スーパーバイザ(system time supervisor)あるいはアクティブ・キーパ(active keeper)」をお使いいただくようお願いします。今回の変更は、誹謗を想起させるような用語を排除することを目的としており、まずは、ODVA仕様書の全ライブラリのアップデートに加え、これらの用語を使用しているドキュメントから順次適用していきます。
ODVAは、EtherNet/IPへのFDTおよびFDI技術のさらなる統合をはかる特別協定を結んだことをご報告します。また、CIPデバイスに関する次世代コンセプトxDSでのデバイス・ディスクリプションの追加作業も継続して推進しています。「ODVAの使命は、組立産業とプロセス産業のいずれにおいても、EtherNet/IPを業界で最高の通信ネットワークにすることです。この度の協定で、その目標に向けてもう一歩大きく踏み出したことになります」と、ODVAの会長で常任理事のDr. Al Beydounは説明しています。