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Zen-Sai、meviy導入で自動化設備開発を高速化

設計変更が多い食品工場向け自動化設備において、部品調達のデジタル化により設計から製造までのリードタイムを短縮。

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Zen-Sai、meviy導入で自動化設備開発を高速化
製餡メーカーの株式会社遠藤製餡に導入。meviyの部品を使用したカップに蓋をする装置

食品加工および工場自動化分野では、生産性向上、省人化、衛生・品質基準への適合を同時に実現する設備開発が求められている。また、多品種少量生産や頻繁な製品切替に対応するため、設備設計には柔軟性と迅速な開発対応が必要となる。

FA(Factory Automation)設備の設計・開発を行うZen-Sai株式会社は、機械設計から部品調達までの工程におけるリードタイムが開発期間に影響している点に着目した。そのため、部品調達プロセスのデジタル化を目的として、AI部品調達プラットフォーム「meviy」および「meviy Marketplace」(ミスミグループ株式会社)を導入した。

アジャイル開発を支える調達プロセスの効率化
自動化設備の開発では、設計、試作、立上げを短期間で繰り返す必要がある一方、加工部品の調達遅延が開発工程全体に影響する場合がある。特に、特注加工部品ではサプライヤー選定や見積取得に時間を要することが課題となっていた。

導入後は、加工部品の90%以上を同プラットフォーム経由で調達する体制となり、CAD設計と部品発注を連携させたデジタル調達プロセスが確立された。これにより設計検証と部品手配の並行化が可能となった。

CADデータ活用による設計から調達までの時間短縮
3D CADデータのアップロードのみで見積・発注が可能となり、従来必要だった2D図面作成工程が不要となった。これにより設計完了から発注までの工数削減につながった。

さらに、最短1日での出荷対応が可能となり、従来2週間以上を要していた部品調達期間の短縮にも寄与している。これにより複数の特注機械部品で構成される自動化設備の組立スケジュールの確実性が向上した。

設計段階でのコスト最適化を可能にする価格可視化
3D CAD形状に基づくリアルタイム価格表示により、設計変更時のコスト影響を即座に確認できるようになった。これにより、ブラケット、フレーム、取付プレートなどの機械構造部品において、設計段階でのコスト最適化(Design-to-Cost)が可能となった。

また、複数サプライヤーとの見積調整の手間を削減し、デジタル製造環境における設計検証プロセスの効率化にもつながっている。

複雑形状部品にも対応するAIベースの加工先選定
meviy Marketplaceでは、形状の複雑さ、公差、材料、加工方法などの条件に基づき、最適な加工パートナーをAIが選定する仕組みを採用している。これにより、複雑な機械加工部品や特殊インターフェース部品の調達における選定負荷が軽減された。

また、小ロットや加工難易度の高い部品についても調達可能性が向上し、調達リスクの低減につながった。

カスタム自動化設備開発におけるリードタイム短縮
設計工数削減、調達リードタイム短縮、加工先選定の効率化により、設備開発期間は従来比で約3分の1に短縮された。これにより、短納期が求められるカスタム自動化設備開発において、プロジェクト対応能力の向上が可能となった。

産業ジャーナリスト Aishwarya Mambet により編集、AI支援のもと。

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