エスターライン・コネクション・テクノロジーズ―スリオの幅広い光ファイバ向けソリューション

2018-07-10
スリオは、40年にもわたって光ファイバ・コネクタを開発してきました。電気通信や製造業で光ファイバの利用が始まるとすぐに、その光ファイバに対応したコネクタ・ソリューションの開発が必要だと考えたからです。もちろん、電気接続用に設計されたコネクタとは根本的に異なるソリューションです。

光ファイバがもたらす大きな利点
電気的な配線を使った大容量データの送信に比べると、光ファイバには多数の利点があります。同等な電気通信と比較して、軽量かつ省スペースで、本来的に電磁干渉に耐性があり、広い帯域幅と高い伝送速度が実現します。

普及の続く技術
2000年代の初めごろから、光ファイバの利用はあらゆる産業分野で爆発的な成長を遂げてきました。特に航空機産業では、乗客向けの機内エンターテインメンと操縦室向けのカメラやオーバヘッド・ディスプレイなど、その両方に光ファイバを採用しています。航空機での使用という条件に応えるには、振動や機械的な制約に対して特別なソリューションの開発が必要です。これが、スリオによるELIO®シリーズの開発につながりました。そして、このコネクタは厳しい環境条件でもロバストなソリューションを実現可能なことから、エアバス社によって採用されました。

スリオが提供する技術
ELIO®ソリューションは、いわゆる突き合わせ接合(バット・ジョイント)の物理的接触によってコンタクト間の光伝送を保証します。加えて、スリオはレンズを用いたビーム拡大式の接合ソリューションELIOBEAM®も提供しています。この場合、物理的な接触が必要ないため、脱着の繰り返しや周囲環境からのコンタミネーションに対して、より高い耐性が生まれます。

スリオによる過酷な環境への取り組み

スリオは、過酷な環境に向けたコネクタの専門メーカーとして、厳しい条件にさらされるアプリケーションでの光ファイバ・コネクタをラインナップすることに狙いを定めました。たとえば航空機の分野では、エアバスA330・A350・A380・A400Mの各機種にELIO®が採用されています。それぞれのディスプレイにデータを高速伝送する必要のある機内エンターテインメントや情報システムで光ファイバの利用が定着しています。そのため、乗客は多数の映画やテレビゲームを自由に選択できるようになっているのです。
 
幅広い製品ラインナップ

ELIO®は、仕様に応じて、航空機用途向けの丸型MIL DT 38999タイプあるいは角型ARINCという異なるタイプのコネクタ・シェルに挿入できる設計となっています。また、鉄道分野では、バイヨネット式ロックの丸型コネクタの採用も進んでいます。ほかにも遠距離通信の分野では、スリオの光ファイバ・コネクタがGMSやFTTA(Fiber To The Antenna)接続のためのインターネット伝送アンテナ、屋外との接続のためのFTTH(Fiber To The Home)に利用されています。さらにスリオは、ソリューションのラインナップにARINC 801規格を加えて、現在の対応規格を補う予定です。このソリューションによって、コンタクト配列の密度を高めて省スペース化を実現するとともに、特に米国市場で非常に普及している規格への対応を果たします。

市場の発展は続く
従来の用途で光ファイバの信頼性が実証された今、センサの活用が拡大している航空機や防衛、宇宙分野のもっとクリティカルなシステムへと、その利用が拡がっています。また、一般的な電気的な点火の代わりにレーザーを用いるOptoPyroアプリケーションさえあります。こうしたあらゆる市場の展開に応えて、スリオはお客様と協力しながら絶えず新製品を開発しており、スリオの光ファイバ・コネクタは新たな可能性を切り拓いています。